運動するより高い効果を発揮!?「痩せグセ」を身につけよう。
撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 イラストレーション・岡村亮太 文・黒澤 彩
01.朝一番で体重計に乗るべし。
ダイエット中は、1日1回、朝起きてトイレを済ませたタイミングで体重を量ろう。
「朝一番の体重が、その人の正確な体重です」。もし増えていたらランチを控えめにして、減っていたら自分へのご褒美に甘いものを食べても良しとするなど、朝の体重がその日の食生活を計画する目安にもなる。
「食べた後はたいてい体重が増えているので、どうしても自己嫌悪に陥りやすくなります。自己嫌悪はダイエットの大敵。未来志向でいるためにも、朝の計測がおすすめです」
02.まだ食べたいときは深呼吸。
お腹は満たされているにもかかわらず、もっと食べたいという衝動を抑えられないことも……。そんなときは自律神経が乱れ、交感神経が優位になっている可能性が高い。視覚からの刺激でつい食べ物に手を伸ばしたり、本当に食べたいわけではないのに暇さえあれば何かを口に入れてしまったり。
「衝動のまま食べてしまう前に、心を落ち着けてゆっくり深く腹式呼吸を。そうすることで、交感神経が静まり、副交感神経が優位になって、自ずと食欲も鎮まっていきます」
03.青いお皿で食べてみよう。
青は食欲を減退させる色だといわれる。とはいえ、食品を青く染めるわけにもいかないが、たとえば青い食器に料理を盛り付けるだけでも食欲を抑える効果が期待できるという。
「これは脳をだます方法の一つ。皿やカップの青色と食べ物が同時に目に入るので、過度な食欲がおさまるのです」
同じように脳をだますために、いつもより一回り小さい皿に料理を盛るという方法も。量は同じでも、山盛りになった見た目のイメージから、たくさん食べたような気になれる。
04.毎朝の「舌磨き」に効きめあり!
「舌の汚れを放っておくと、味覚が鈍くなり、繊細な味を感じにくくなってしまいます」
すると、味の濃いものでないとおいしく感じられず、高カロリーのものを好むように。とくに脂っこいものや甘いものは中毒性があるので要注意だ。そこで、朝、歯磨きのついでに舌もきれいにする習慣を。磨きすぎはよくないので、舌磨き専用のブラシを使うか、歯ブラシで撫でるように磨く。食べる量だけではなく、味の好みも痩せグセと太りグセの差に。薄味で満足できる鋭敏な味覚でいよう。
05.買い物前に豆乳を飲みなさい。
ダイエット中は、余計な食べ物を買わないように気をつけたい。ついつい買い過ぎてしまうのをガマンする自信がないなら、買い物前にコップ1杯の豆乳でお腹を満たしておこう。
「豆乳に含まれる大豆タンパクは満腹中枢を刺激し、大豆サポニンには脂質の代謝を助けてくれる効果があります。イソフラボンなど美容にもいい成分が豊富な豆乳は、ダイエットに取り入れやすい飲み物といえます」
苦手な人は、コーヒーで割ってもいい。ちなみにコーヒーには脂肪燃焼効果があるそう。
06.太る口癖「でも」を言うべからず。
口癖のせいで太ってしまうことなんてあるのだろうか?
「『でも、疲れているから甘いものを欲してしまう』『でも、子どもが食べ物を残してもったいないから』など、痩せられない人ほどなんだかんだと言い訳をして、素直にアドバイスを受け入れない傾向があります。ダイエットを成功させるには、聞く耳を持ち、素直でいることがとても大切なんです」
無意識のうちに出てしまう言葉なので、家族や周囲の人に「『でも』って言ったら注意して」と頼んでおくといい。
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