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毎日実行したい、脳を鍛えるお手軽エクササイズ。

自分の忘れっぽさの度合いが、最近どうも進んでいるような……心あたりはありませんか? 今こそできる対策があります。ここで学んでおきましょう。
ここからは、カラダを動かしながら脳を鍛えるエクササイズをご紹介します。
生活リズムに合わせたタイミングで、どれか1つでも毎日実行しましょう。

撮影・角戸菜摘 文・黒澤祐美 イラストレーション・イオクサツキ

[ 椅子に座って深呼吸 ]

脳は、神経細胞を正常に動かすために大量の酸素を必要とする。酸素の消費量はカラダ全体の25%に及び、臓器の中で最も多いと言われている。そのため、酸素が不足すると不調が起こる原因に。

「ゆっくりと深い呼吸をすることで脳に充分な酸素が行き渡ります。さらに呼吸によってリラックスすると海馬の働きが高まり、記憶しやすい脳にもなる。秒数にとらわれず、1分間に3回を目安にゆったりとした呼吸を行いましょう」

椅子にラクな姿勢で座る。両手をお腹に当て、おへそを前に出す。鼻から息をたっぷり吸い込み、お腹が膨らむのを感じたら、10秒かけてゆっくりと口から息を吐く。これを5回。
椅子にラクな姿勢で座る。両手をお腹に当て、おへそを前に出す。鼻から息をたっぷり吸い込み、お腹が膨らむのを感じたら、10秒かけてゆっくりと口から息を吐く。これを5回。

[ 椅子に座って文を読む ]

ふだん人と会話する機会が少なく、テレビや本などから受動的に情報を得るだけの人はアウトプット能力が低下している可能性大。伝達系の記憶を強化するには、文章をはっきりと声に出して読むことがトレーニングになる。

「会話する能力は記憶力とリンクしているため、しっかり声を出すことで海馬を刺激し、脳機能を高めることができます。タイミングは朝がおすすめ。脳が活性化した状態で一日を過ごせます」

読むものは、新聞の見出し、詩、小説の一文、般若心経などなんでもO K。椅子に座り背すじを伸ばし、読み上げる文を正面に広げる。お腹から声を出して、はっきりと音読する。
読むものは、新聞の見出し、詩、小説の一文、般若心経などなんでもO K。椅子に座り背すじを伸ばし、読み上げる文を正面に広げる。お腹から声を出して、はっきりと音読する。

[ 足で新聞紙を折り畳む ]

パンプスやヒール靴を履く女性は足の指先が閉じて、動きが鈍くなりがち。足指には、1本1本それぞれに脳とつながる重要な役割があるため、意識的に動かすことで脳を活性することができるという。

「足先という末端部分を動かすことで、思考や運動に関与する前頭葉が刺激されます。折り畳むときは丁寧に、力をコントロールするのがポイント。ふだんしない動作をすることで脳が目覚めます」

1.椅子に座り、足元に1枚の新聞紙を広げる。足の指を使って半分に折り、さらに2つ折り。折り紙のように「角」を合わせることを意識しながら行うと、視覚のトレーニングにも。
1.椅子に座り、足元に1枚の新聞紙を広げる。足の指を使って半分に折り、さらに2つ折り。折り紙のように「角」を合わせることを意識しながら行うと、視覚のトレーニングにも。
2.3度畳んだら立ち上がり、足の指で新聞紙をつまんで収集袋に入れる。もしくは、新聞紙をさらに足で小さく畳むか、くしゃくしゃっと丸めてゴミ箱に捨てても。これを1セット。
2.3度畳んだら立ち上がり、足の指で新聞紙をつまんで収集袋に入れる。もしくは、新聞紙をさらに足で小さく畳むか、くしゃくしゃっと丸めてゴミ箱に捨てても。これを1セット。
1.椅子に座り、足元に1枚の新聞紙を広げる。足の指を使って半分に折り、さらに2つ折り。折り紙のように「角」を合わせることを意識しながら行うと、視覚のトレーニングにも。
2.3度畳んだら立ち上がり、足の指で新聞紙をつまんで収集袋に入れる。もしくは、新聞紙をさらに足で小さく畳むか、くしゃくしゃっと丸めてゴミ箱に捨てても。これを1セット。

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