からだ

スタイリスト田内玲子さんのおしゃれのルール。

いつもおしゃれな大人の女性には、自分なりのファッションルールがあった。三者三様の着こなしのコツには、参考になるヒントが満載。
  • 撮影・玉置順子(t.cube) 文・長谷川未緒

自分に似合うバランスで、心地いいと感じる服を着る。

「仕事ではいろいろ考えてスタイリングしますが、個人的には本能のまま、着たいと思った服を着ています」

と語るのは、長年スタイリストとして活躍している田内玲子さん。

着心地がよくて、手入れが楽で、着ていてしっくりくる服が好きで、そこに、「今らしさ」を取り入れたスタイリングが、おしゃれのルール。

「普遍的なものと今シーズンらしいものをコーディネートしたり、ドレッシーなものとカジュアルなものを合わせたり。相反するものをミックスするのは、おもしろいです」

体に合っていて、バランスよく着られる服を選ぶことも、重要だと言う。

「体形に関係なく、おしゃれな人は自分がきれいに見えるバランスをつかんでいます。それを見極められれば、かっこよく見えると思います」

【ルール1】 テーラードジャケットの代わりに ライダースを着て軽快に。

スパンコールがびっしりついたワンピースには、ヘアを少しくずしてドレッシーすぎない装いに。
〈ジョン・ローレンス・サリバン〉のライダースはスタッズも白。Tシャツとパンツでカジュアルスタイルに。

若い頃はテーラードジャケットが好きで、素材違いで何枚も持ち、よく着ていたという田内さん。ところが10年ほど前から、似合わないと感じるように。

「カジュアルに着こなしたいのに、何と合わせても、好みのスタイルより、コンサバティブに見える気がしてしまって」

そこで挑戦したのがライダースだった。ただし、コードバンなどの硬い革ではなく、やわらかい革で、色は白。〈ビューティフルピープル〉のライダースはコンパクトなサイズ感で、どんな服にも合うお気に入り。

「中に合わせる服次第で、ドレスアップにもカジュアルにも着こなせます。テーラードより軽やかに見えるので、大人には最適なアイテムだと思います」

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