食後高血糖を予防しよう
眠気防止にもなり一石二鳥
食後高血糖にならないようにするには、食事などの生活習慣を見直すと良いそうです。眠気防止にもなるので、ぜひ取り入れましょう。
〈予防のコツ1〉
●ゆっくり時間をかけて食べること
●野菜や肉・魚(タンパク質)から先に食べ、米などの主食を最後に食べること
●朝ごはんを抜かないこと
「過食」「早食い」「欠食」「空腹時の間食」は、血糖値の急上昇を招き、血糖値スパイクが起きる原因にもなるので、気をつけて。
おやつの食べ方にも工夫を。空腹時に甘いものをいきなり食べるのではなく、豆乳、ヨーグルト、チーズなどでお腹を満たすと血糖値の急上昇を防ぐことができます。
〈予防のコツ2〉
食後の眠気を吹き飛ばすには、運動を取り入れるのも良いそうです。
「かかとの上げ下げ運動や、散歩などの軽い運動でも充分。体を動かすと、血液が手足の筋肉に集まるので、胃腸の働きが鈍くなり、糖の吸収が遅くなります。眠気防止にもなります」(寺内さん)
確かに、食べた後にじっとしていると眠気が強くなるような気がします。
軽く動くと、胃腸に血液が集中するのを抑えることができるので、脳への血流不足にならずに済むというわけですね。
食後の眠気に悩んでいる方は、試してみてください。
ちなみに、健康診断では、空腹時の血糖値を測って糖尿病の可能性を判断しています。自分が食後高血糖かどうかを知るには、病院で検査を受けるのが近道。「糖尿病の家族歴がある場合は、病院でヘモグロビンA1cや食後血糖値を調べてもらうとよいでしょう。食後2時間くらいのときに血糖値を測り、140mg/dLを超えていたら要注意です」(寺内さん)