運動が腰痛の特効薬になる
もう一つの理由
ここでちょっと一息。
運動をすると、「脳内鎮痛メカニズム」が働くことをご存知でしょうか。運動によって気持ちいい、楽しいという前向きな気持ちになると、脳からドーパミンという神経伝達物質が出て、脳内鎮痛物質のμ-オピオイドの放出を促します。このメカニズムが働くことで、ひざ痛や腰痛などの痛みが軽減される効果が期待できるとされています。つまり、私たちは自前の“痛み止めシステム”を持っていて、運動でそれが活性化するというわけです。痛みが慢性化し安静状態が長期化している人では、せっかくの痛み止めが働きません。こうした理由からも、運動を継続する効果は大きいわけです。