【前編】顔の数だけ、洗い方がある!? 毎日の洗顔、それぞれの正解。
撮影・中島慶子 文・古屋美枝 イラストレーション・平松昭子
若い頃は当たり前のように朝晩、しっかり洗っていたけれど、40代以上の肌もそのままで大丈夫なのか?
「結論から言えば、洗いすぎも洗わなすぎもいけません。あまり洗浄力の強いもので洗うと、皮脂を取りすぎ乾燥の原因に。逆に洗浄力が弱いと、古い角質が肌表面に残ったままになり、ターンオーバーが乱れます」
というのは、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子さん。化粧品に含まれる油類は、肌に長時間のせておくと酸化し刺激になる。これが微小炎症となり老化の原因に繋がるので、しっかり落とすことは重要だ。
「洗顔方法は、朝晩で変えてもいいでしょう。目指すべきは、くすみがなくキメが整った、角層の水分量が多い肌。この洗い方と決めつけず、自分の肌で試してみて、調子が良い方法を選ぶのがおすすめです」
うるおいを守りながら、汚れや不要な角質を一掃。
洗顔料で水洗い党
泡でやさしくしっかり、汚れや角質を落とします!
●くすみをオフし、肌を明るく保つ。
●ターンオーバーを正常化。
●ごわついた肌をやわらかく。
毎日、洗顔料をたっぷり泡立てて顔を洗っている安倍佐和子さん。
「年齢的にターンオーバーが遅くなっているので、ときには肌のごわつきや硬さを実感することも。洗顔するときは、古い角質をやさしく取り去ることを意識しています」
特にこだわっているのは、洗顔料の選び方。
「毛穴の汚れや角栓などはしっかり取り除きたいけれど、うるおいはもちろん残したい。この条件は譲らず、そのときどきで使い分けています」
たとえば、特に乾燥が気になるときは、エストのエッセンスウォッシュ。美容液成分がたっぷり入っているから、もっちりと洗いあがる。小鼻やフェイスラインのざらつきが気になったら、エテュセのジェルムース Nで泡パック。泡をのせ、しばらくおいてから洗い流すとツルツルになる。
「角質が気になる肌には、酵素入り洗顔料もおすすめ。スイサイのビューティクリア パウダーウォッシュは、1回分の個包装で旅行などにも持って行きやすいですよ」
《慶田さんCheck》
うるおいを守りつつしっかり洗える洗顔料を選ぶのは大人の肌にとって大切。手と顔の間に泡をはさむようにしてやさしく洗いましょう。
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