【きのこと豚肉の卵とじレシピ】万能フード・卵のおいしく痩せるレシピ。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
卵は万能フード。油分を控えた調理と、野菜やきのこを加え、おいしく痩せる。
卵はいつも冷蔵庫に入っているし、値段も手ごろで口にしやすい食材。ダイエットに適した調理法とは?
「油を使わない卵とじや煮卵はとくにヘルシーですね。卵スープは具だくさんにすれば野菜のビタミンや食物繊維も一度に摂れてボリュームもたっぷり。寒くなる季節にはおすすめです」
と、料理研究家の重信初江さん。卵料理にはフッ素樹脂加工のフライパンを使うことがポイント。油を控えめにできて、ふんわりおいしく仕上がるのだ。
「スパニッシュオムレツなら、じゃがいもの代わりにブロッコリーなど低糖質の野菜を使うといいし、桜エビといったうま味が出るものを加えると、さらにコクが増しておいしくなります」
卵にはビタミンCと食物繊維が含まれないので、野菜やきのこなどを入れて一緒に摂れば万全だ。
「卵はどんな食材とも相性がいいし、焼く、煮る、蒸す、揚げるなど、調理のバリエーションが豊かなのも魅力。作り置きもできますから、お腹がすいた時にも気軽につまめます。ダイエットの頼もしい助っ人になりますよ」
[主菜]卵の風味を堪能できる、ボリューム満点のおかず。
きのこと豚肉の卵とじ
卵に火を通し過ぎないのがコツ。とろっとした食感を楽しんで。
【材料(2人分)】
しいたけ3枚 しめじ1/2パック(50g) 豚もも薄切り肉100g 卵3個 三つ葉5〜6本 A[水3/4カップ めんつゆ(3倍濃縮タイプ)大さじ2]
【作り方】
1. しいたけは石づきを除き薄切りに、しめじは小房に分ける。
2. フライパンにAを煮立て、3cm幅に切った豚肉を入れてほぐし、肉の色が変わり始めたら①を入れ、弱火で混ぜながら1分ほど煮る。
3. 溶き卵を回し入れて半熟状になったら火を止め、2cm長さに切った三つ葉をちらす。
重信初江(しげのぶ・はつえ)●料理研究家。身近な材料で作る簡単でおいしいレシピに定評がある。著書に『ぜんぶ 卵レシピ』(世界文化社)など多数。
『クロワッサン』984号より