上のグラフは、7時間の睡眠をとっている人を基準とした、「6年後までに死亡する割合」を表している。7時間睡眠の人が最も長生きだが、睡眠が9時間、10時間と長くなるより、むしろ少し短いほうが健康という傾向が興味深い。
「健康なからだであれば、人間はそれほど長く眠れないようにできています。10時間以上熟睡できるようなら、それは何か疾患を抱えている状態」と内山さん。
「眠くないのに無理に長く眠ろうとすると、眠りが浅くなります。夜中に何度も起きたりして朝の目覚めが悪くなり、熟睡感も減少します。ベッドに入ってしばらくしても眠れないようであれば一度出て、自然に眠くなるまで寛いで過ごしましょう」