からだ

中野ジェームス修一さんに教わる基本の僧帽筋のストレッチ

肩を自由に動かすストレッチ。肩こりや五十肩予防にも。
肩関節ストレッチでみんなの悩みの種、肩や背中のこりをやわらげ、姿勢よく。
  • 撮影・青木和義 ヘア&メイク・Nagisa(W) スタイリング・武政 モデル・くらさわかずえ 文・石飛カノ イラストレーション・川野郁代

僧帽筋(そうぼうきん)

こりに関係する首から背中の大きな筋肉を伸ばす。

頑固な肩こりの主な原因になるのが、首の付け根から背中を覆う僧帽筋。とくに首の裏にある上部の筋肉はストレスで硬くなり、肩甲骨を覆う中部の筋肉は肩や背中のこりに関係するといわれている。ストレスやデスクワークで縮こまった筋肉をしっかり伸ばして。

(1)椅子に浅く腰かけて、両足を大きく開く。背すじはまっすぐに伸ばして、骨盤を立てた姿勢をとる。
(2)両手を肩の高さでまっすぐ前に伸ばし、両手首を内側にひねり、手のひら同士を合わせる。右手と左手どちらが上でもよい。
(3)息を吐きながら上体を前に倒し、指先を床に近づける。腕の重みを利用することで首から背中をラクに伸ばせるはず。
上体を前に倒したとき、肩甲骨が中心に寄ったままの状態はNG。左右の肩甲骨をしっかり開いて僧帽筋中部を伸ばす。
横から見たとき、あごを引き、首から背中全体を丸めるようにしてキープするのが正解。背中がまっすぐにならないよう注意。

【動画】基本の肩関節ストレッチ【僧帽筋】

基本の肩関節ストレッチ【僧帽筋】

中野ジェームズ修一(なかの・じぇーむず・しゅういち) ●1971年生まれ。 米国スポーツ医学会認定運動生理学士。メンタル とフィジカル両面からの運動指導を行う。

『クロワッサン』967号より。

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