からだ

体にいい食材を使いたい!
オーガニックフードを簡単に取り入れる方法は?

有機JAS取得の食材は、一般的なスーパーマーケットなどでも見つかります。

有機JAS取得の食材は、一般的なスーパーマーケットなどでも見つかります。

さまざまなスペシャリストが揃うクロワッサン倶楽部の読者モデルが、みなさまからの質問にお答えいたします。


Q
小さな子どもがいるので、できるだけ料理に使う食材は体にいいものにしたいと思っています。最近、オーガニック食材に興味があるのですが、「オーガニック」ってそもそも何なのでしょうか。また、手軽に購入するには、どうすれば良いのでしょうか。(東京都・40歳・女性)

 

A
こんにちは。クロワッサン倶楽部メンバーで、オーガニックコンシェルジュの栗田綾野です。

うちにも小さな子どもがいるので、お気持ち、よくわかります。

 

「オーガニック」の基準はかなり厳しい。

まず「オーガニック」とは何か、というご質問について。

日本では、農林水産省が定める「有機JAS規格」のマークがついているものが、オーガニック・有機の基準を満たしている食品(農産物や加工食品など)と考えられています。

その基準は厳しく、たとえば「有機野菜」(オーガニック野菜)と表示するためには下記の基準を満たさなければなりません。

・種まき又は植え付けする2年以上前からほ場(畑)の土に禁止された農薬や化学肥料を使用していないこと
・栽培中も禁止された農薬や化学肥料を使用していないこと
・使用する肥料や農薬は天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するもののみ
・ほ場や施設、用具などに農薬や化学肥料の飛散・混入がないこと
・遺伝子組換えの種を使わないこと
・病害虫を防除するのに農薬に頼らないこと

加工食品も「有機加工食品」と表示するためには、有機農産物や有機畜産物を使用していなければならず、添加物や薬剤の使用もかなり厳しく制限されています。

さらに有機JASマークを使用し続けるためには、最低、年に1回、認定団体からの調査を受ける必要があります。

「有機」「オーガニック」と表示されている食品は、このような厳しい条件を満たしている、安心な食品ということが言えます。

 

オーガニック調味料から取り入れるのがおすすめ。

購入するには、やはりオーガニック食材店がおすすめです。

家の近所にオーガニック食材店がなかったり、忙しくて毎日買い物に行けない方は、オーガニックの野菜や生鮮食品を毎日生活に取り入れるのは難しいかもしれません。

そんな方でも手軽にオーガニック食品を取り入れる方法は、「まず調味料をオーガニックにしてみる」ということ。

醤油や塩、砂糖、味噌、オイルなど毎日使う調味料をオーガニック(有機JASマーク付き)のものに変えるのはとても簡単です。化学保存料や化学調味料などは使用していないので、醗酵食品などはとくに体に良く働き、さらに味も美味しいのです。

次に調味料を買い替える時は、ぜひ有機JASマークのものを探してみてくださいね。

クロワッサン倶楽部
会員番号02

栗田綾野



クロワッサン倶楽部の読者モデルがあなたの疑問や質問にお答えする「読者モデルに聞く! Q&Aスペシャル」。男女、年齢問わず、質問がある方はぜひお送りくださいね(ご質問フォームは後日公開です!)

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#ヘルス

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