知らないうちにコリをためてしまっている……!? 朝の4つの習慣──そんな人にこそストレッチ
イラストレーション・中村久美 文・若山あや
1. 家を出る直前まで寝ている
年齢が上がるほど寝返りが減り、長時間同じ姿勢を取るように。その間に体はどんどん凝り固まっていくため、起床時は全身がこわばっている。いきなり起き上がったり急いで支度を始めると、思った以上に体は動かず、筋や筋肉を痛めたり転倒する危険も。
2. マスクの下は気付けば無表情
コロナ以降、マスクがすっかり手放せなくなっている人も多いかもしれないが、口元が隠れていることで無表情になりがち。また、口が開きっぱなしになっている可能性も。表情筋を使わないと口角も下がり、顔のたるみやほうれい線を深める原因になる。
3. 片方でばかり噛みがち
食事のとき、無意識に片側だけで噛んでいないだろうか。偏った動きは顎関節のコリやゆがみを作るだけではなく、筋肉のバランスを崩し、顔がたるむ原因にも。歯軋りの癖がある人も要注意。1カ所に強い負荷をかけ続けることで、ゆがみやたるみを加速させる。
4. 移動は車ベースだ
通勤や買い物など、日常生活の移動手段は車ばかりで、歩く習慣のない人は、明らかに運動不足といえる。歩くことは全身の血流を促したり、股関節を刺激してゆがみを整えることにも繋がるため、時にはバスや電車を使ったり、一駅歩くなどを意識してみよう。
たるみ・ゆがみ・むくみをくい止めるストレッチ
年齢とともに筋力は衰え、代謝が落ちるのは自然なこと。しかし、運動不足や悪習慣が積み重なることで、体にさまざまな不調が起こり、進んでしまうという。
「運動をしていないと関節や筋肉が凝り固まり、体の可動域が狭まります。これを放置することで骨格がゆがみ、肌がたるんだり、血流が滞ってむくみや冷えまで引き起こすのです」(ダイエットエキスパート・和田清香さん)
過去には、無理なダイエットとリバウンドを繰り返してしまった人もいるはず。「急激な脂肪の増減もまた、たるみを加速させる要因に」と和田さん。
でも、いきなり筋トレや運動をするのはケガを招く危険も。
「そこで、柔軟性の向上や血行促進に最適なのがストレッチ。可動域を広げ、ゆがみを調整したり血流をよくすることで、たるみやむくみの改善にも効果的です」
『クロワッサン』1143号より
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