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四股や股割の動きを簡単アレンジ!元力士直伝の相撲エクササイズ

四股や股割は股関節の柔軟性を高めるために昔から受け継がれる相撲の基礎運動。元関取に初心者でも効果が上がる方法を教えてもらいました。

撮影・五十嵐一晴 イラストレーション・イオクサツキ 文・古屋美枝

動的→静的ストレッチで可動域を広げよう

「相撲において、下半身の安定やケガ防止のためにも股関節の柔軟性はとても重要。そのためにも毎日の四股や股割(床に座った状態での両脚の開脚)は力士にとって欠かせません」

というのは、大相撲で幕内力士・豊山(ゆたかやま)として活躍した相撲パーソナルトレーナーの小柳亮太さん。

引退後は一般向けに相撲の基礎運動をアレンジした、特に股関節の可動域を改善するトレーニングを提案している。

自身がケガに悩まされ、リハビリに苦労した経験からも、関節や筋肉に負担をかけずに効果を出すことにこだわっているため、初心者が力士の真似をして形だけの四股を踏むことはおすすめしない。実際の四股は、軸足にほぼ全体重を乗せ、反動を使わずにもう片方の足を上げる難易度の高い動作。股関節が硬いまま四股を踏んでもストレッチや体幹強化など本来の効果が得られないばかりか、筋肉を痛めてしまう危険もある。

「効果を高めるポイントは、まず股関節の可動域を広げて柔軟性を高める『動的ストレッチ』を行ってから、その後に筋肉を伸ばしたまま10秒ほどキープする『静的ストレッチ』を行うこと」

「今回紹介するエクササイズを最初から順番にやるとスムーズにできておすすめです。続けることで股関節の可動域が広がるのを実感できるはず」

エクササイズを行う中で、左右どちらか動きが悪かったり、バランスを取りにくいほうがあるはずなので、苦手な側の回数を増やしてみよう。

エクササイズを続けて、片脚立ちの安定感や股関節の柔軟性にある程度自信がついたら、四股に挑戦してみても。

「四股は正しく踏めば、多くのメリットがあります。ただ、エクササイズでも充分効果があるので無理はしないで」

四股基本の型

まず肩幅より広めに足を開き、つま先を外向きにして、腰を落とした「腰割」の姿勢に。次に軸足に体重を乗せ、反対の脚の膝を伸ばして上げる。息を吐きながら足を下ろす。左右交互に。
まず肩幅より広めに足を開き、つま先を外向きにして、腰を落とした「腰割」の姿勢に。次に軸足に体重を乗せ、反対の脚の膝を伸ばして上げる。息を吐きながら足を下ろす。左右交互に。

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