暮らしに役立つ、知恵がある。

 

広告

温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

医者に行くほどの痛みでなければ、東洋医学が教えてくれるセルフケア法が大いに役立つ。自分の体を労る時間として取り入れよう。

イラストレーション・洞智子 構成&文・板倉みきこ

自分を労る、夜のスペシャルケア

栄養を含んだ新鮮な血や気が体内をスムーズに流れるためには、冷えは大敵。
寒い時季は特に、お風呂でしっかり温まるのがセルフケアの基本中の基本。
温めてゆるめ、ほぐし、お灸の力も借りて、不快な症状を改善させよう。

入浴

シャワーをポイントに当てる

セルフケアの基本は、体を温めること。湯船から出たら、熱めの湯温でふくらはぎ、膝裏、鼡径部、臀部をシャワーで刺激する。湯船に入れない日は、この4つのポイントをシャワーでしっかり温めよう。

温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

ゆるめる

足指をほぐす

足指が硬いと下半身の血流は滞り、足首、膝、股関節まで硬くなる。足指には小さいながら関節が3つあるので、指をくるくる回しながら、すべての関節部分をほぐす。足指の関節がゆるまると足先の冷えも改善。

温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

膝裏をほぐす

床に座り、脚を伸ばした状態にして片方の膝を曲げ、両手でつかむ。親指以外の指で膝裏を刺激。イタ気持ちいい程度の圧で。足指に加え膝裏まで柔らかくなると、下半身の気血の流れがさらに促進される。

温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

足の甲(足背)を伸ばす

膝が硬いと足の甲も硬く、足の甲をゆるめれば膝にも好影響が。座った状態で片方の足を後ろに引き、ゆっくり足の甲を反らせる。足の指を丸め、甲を床のほうに近づけるイメージ。心地よい伸びを感じながら行う。

温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

臀部のストレッチ

椅子に座り片方の足を反対の脚の太ももにのせる。のせた脚の膝と足首を手で軽く押さえながら、上体をゆっくり前傾。背中を丸めないよう注意。反対側も同様に行う。股関節の動きに関わる、臀部の柔軟性が戻る。

温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

肩甲骨を回す

肘を曲げて両肩に手を軽く起き、ゆっくり前回し、後ろ回しを繰り返す。背中を丸めないよう注意。肩関節がスムーズに動けば股関節にも好影響を及ぼす。また肩周りがほぐれると呼吸がしやすくなり、全身が温まる。

温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

広告

  1. HOME
  2. からだ
  3. 温めてほぐして、じんわり養生——東洋医学の知恵で痛みとさよなら

人気ランキング

  • 最 新
  • 週 間
  • 月 間

注目の記事

編集部のイチオシ!

オススメの連載