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あなたの股関節力を診断!股関節の癖とタイプをチェック

股関節の状態は人によって様々。健康な未来のためには、まず自分の状態を理解するところから。

イラストレーション・小林マキ 文・野沢愛也子

健康のカギは人体最大の関節、股関節にあり

全身の骨格図を見ても明らかなように体のほぼ中心に位置する股関節。

「ほとんどの動きの要となる大きな関節で、他の関節やそこに現れる症状とも面白い相関があるんですよ」と教えてくれたのはパーソナルフィットネストレーナーの小林邦之さん。

下の図は、それぞれの関節の相関を赤い線で繋いで表したもの。ある場所に痛みが現れた時、同じ線上に位置する他の関節にも影響が出ることをわかりやすく示している。

「例えば歩行や階段の上り下りで左の股関節が充分に動かない時、同じ線上に位置する右膝にまず痛みや不調が現れます。その結果、今度は左の足首にも余計な負担がかかり、膝痛や足首の捻挫のリスクが高まってしまうんです。トートバッグをよく右肩にかける人は、左股関節の動きが悪くなるという逆の相関もありますよ」

このように股関節は全身の他の関節と深く連動し、全体のバランスを保つ重要な役割を担っている。

体の主要な関節(肩、肘、手首、股関節、膝、足首)を点で示し、関係の深い関節同士を直線で結ぶと、人体には斜めの相関があることがわかる。
体の主要な関節(肩、肘、手首、股関節、膝、足首)を点で示し、関係の深い関節同士を直線で結ぶと、人体には斜めの相関があることがわかる。

全ての運動の軸になっている6つの機能

股関節は骨頭(こっとう)と臼蓋(きゅうがい、骨盤の一部)が組み合わさった球関節で、大きく6つの動きをしている。

股関節を曲げる「屈曲」と伸ばす「伸展」は歩行など主に前後の動き。ラジオ体操などで行う屈伸運動もこの動きを繰り返している。

脚を外側に開く「外転」と内側に閉じる「内転」は左右の動きで開脚運動などを可能に。

「外旋」と「内旋」という回旋運動は脚を付け根から大きく回す運動に欠かせない。

前後、左右、回旋という3軸で働くアクティブな股関節によって、我々は思いどおりに体を動かすことができるのだ。

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