永遠のダンシング・ヒーロー!荻野目洋子さんのアクティブな日常
撮影・小笠原真紀 スタイリング・久保コウヘイ(QUILT) ヘア&メイク・池ヶ谷南光 文・長嶺葉月
新たな挑戦と好奇心が体作りのモチベーションに
撮影中も颯爽と階段を昇り降り。「毎日していることですから」との言葉どおり、日頃からエレベーターではなく階段を使うのが基本だそう。50代を迎えてなお歌いながら踊れるのも、股関節の健康状態が素晴らしい証拠。
「階段を降りるときは、膝を柔らかく使い、つま先でタタタタッと16ビートを刻むような感覚で素早く。階段の昇り降りをするだけで、驚くほど息が上がるので有酸素運動にもつながっています」
「結婚後は自分の運動のために時間を割くのが難しくなり、必然的に生活の中でできることを考えたときに、正しい姿勢を保ち、歩くことや自転車に乗ることがトレーニングになりました。歩くときは早歩きを心がけると、体幹が使われているのを実感できます。都会の人混みも特に気にせず縫うように歩くと、柔軟性と瞬発力もアップ。日頃から自転車によく乗っているせいか、マッサージ師さんに股関節や膝まわりの可動域の広さ、筋肉の柔らかさをほめられることもあります」
また荻野目洋子さんの夫は元アスリートで、体作りは夫婦での共通の話題。
「日常に運動を落とし込むのは夫からのアドバイス。仕事で全国各地に飛び回っていても、環境やスケジュールに左右されずに体作りができるようになりました。ライブ終演後には体重が必ず1kg減るんです。ですから『ダンシング・ヒーロー』や『コーヒー・ルンバ』などのパフォーマンスは見ているよりも意外とハードで(笑)、丁寧なストレッチが欠かせませんし、酷使した脚は自分でオイルマッサージするのも習慣です。ふくらはぎや足裏をほぐすとベッドが変わっても熟睡できます。ホテルの自室では、『Shaun(ショーン) T』のビデオエクササイズで汗を流すことも。ただ、無理は課さず、あくまでマイペースに。楽しみながら取り組むのも長続きのコツです」
楽しむ心こそ、荻野目さんの揺るぎない若々しさにもつながる。
「今をときめく若い世代のアーティストさんとコラボさせていただく機会も多く、プレッシャーと戦いながらも楽しんでいる自分がいます。せっかく共演させていただけるのだから、見劣りしないように頑張りたいですしね」
「年齢を重ねると尻込みしたり、何事も億劫になりがちですが、新たな挑戦に飛び込むこと、好奇心を持ち続けることも、自分に課しています。歌うことはもはやライフワークですが、不調なときもありますがその日のベストを尽くすことで、自分を追い込みすぎずに。『あー、今日も頑張ったね、自分』と言えるくらいがちょうどいいと思っています」
トップス3万800円(ヌキテパ/ビームス ハウス 丸の内 TEL.03・5220・8686) 靴15万4000円(クリスチャン ルブタン/クリスチャン ルブタン ジャパン <https://jp.christianlouboutin.com/jp_ja/contacts) ピアス5,250円、ブレスレット1万6500円、リング1万9980円(以上アビステ TEL.03・3401・7124) そのほかはスタイリスト私物
『クロワッサン』1135号より
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