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旨みあふれる発酵玉ねぎの作り方と、3つの展開レシピ。

20年にわたる腸の不調を発酵食で解消した、発酵生活研究科の栗生隆子さんの食卓に欠かせない発酵玉ねぎを使ったレシピを教わりました。
  • 撮影◦黒川ひろみ 文◦葛山あかね

発酵玉ねぎ

【材料(作りやすい分量)】
玉ねぎ …… 中3個(約500g)
塩 …… 小さじ1弱

【作り方】
1.
瓶の中と蓋に熱湯をかけて、熱湯消毒をする。
2.玉ねぎ3個をみじん切りにする。
3.ボウルに2の玉ねぎと塩を入れ、1〜2分、しんなりするまで混ぜ合わせる。
4.瓶に3を入れて蓋をして常温で夏場は半日、冬は1〜3日ほど置き、冷蔵庫に入れて熟成発酵させる。

※毎日1回、蓋を開けて空気を抜く。

1.玉ねぎを適度な大きさ(写真参照)のみじん切りに。細かすぎると水分が出て、大きすぎれば口当たりが悪くなる。
2.塩を加え、まんべんなく混ぜること。ここが大事。
3.両手ですくうように持ち上げながら混ぜ返す。これを1~2分続けて、しんなりとしてきたらOK。
4.保存容器に入れる。ボウルの底に出てきた、玉ねぎの水分も余さず入れること。発酵をよりよく促します。

●発酵玉ねぎを使ったおかず

にんじんと発酵玉ねぎのポタージュ

【材料(2人分)】
にんじん(輪切り) …… 中1本(150g)
発酵玉ねぎ …… 100g
昆布だし …… 400ml
バター …… 10g
塩 …… 小さじ1/2
オリーブオイル …… 小さじ2
粗びき黒胡椒 …… 少々

【作り方】
1.
鍋を温めてバターを溶かし、にんじん、発酵玉ねぎ、水50ml(分量外)、塩を加える。蓋をして中火で5〜7分蒸し煮にして甘さを引き出す。
2.昆布だしを加え、柔らかくなるまで煮て、ミキサーで攪拌する。
3.器に盛り、オリーブオイルを回しかけ、好みで黒胡椒をふる。

小松菜と発酵玉ねぎのポタージュ

【材料(2人分)】
小松菜 …… 20g
発酵玉ねぎ …… 100g
じゃが芋 …… 小1個
昆布だし …… 400ml
塩 …… 小さじ1/2
オリーブオイル …… 小さじ2
粗びき黒胡椒 …… 少々

【作り方】
1.
じゃが芋の皮を剥いて1cm角に切る。小松菜も1cm幅に切る。
2.鍋にオリーブオイルをひき、発酵玉ねぎ、1、塩を入れて中火で2〜3分炒める。
3.2に昆布だしを加え、柔らかくなるまで煮て、ミキサーで攪拌する。器に盛り、好みで黒胡椒をふる。

発酵玉ねぎコロッケ

【材料(9個分)】
じゃが芋 …… 3個(約400g)
発酵玉ねぎ …… 100g
鶏または豚挽肉 …… 100g
塩 …… 小さじ1
胡椒 …… 少々
揚げ油 …… 適量

衣 小麦粉 …… 大さじ3
  卵 …… 1個
  パン粉 …… カップ1

【作り方】
1.
じゃが芋の皮を剥き、2cm角に切って鍋でゆでる。柔らかくなったら鍋の水を切る。
2.フライパンに油(分量外)を入れ、挽肉と発酵玉ねぎを炒める。塩、胡椒で味付けをする。
3.ボウルに1のじゃが芋を入れてマッシュしたら、粗熱を取った2と混ぜ合わせる。
4.コロッケの形に丸める。
5.4に、小麦粉、溶き卵、パン粉の順番で衣をつける。
6.180度の油で揚げる。
7.ソースをかける場合は、ウスターソース大さじ5、ケチャップ大さじ4を合わせるのがおすすめ。

栗生隆子

栗生隆子 さん (くりゅう・たかこ)

発酵生活研究家

発酵食により健康を手に入れた経験を通して、その素晴らしさを伝えるべくテレビや雑誌、講演活動などで活躍中。著書に『不調知らずの体になる ここからはじめる発酵食』『腸を元気にする〝つくりおき〟発酵食』『からだにおいしい発酵生活』など多数。栗生さんのブログ『ようこそ!発酵cafeへ』https://ameblo.jp/cafe-baum/

※プロフィールは雑誌掲載時の情報です。

『Dr.クロワッサン 強い腸をつくる、発酵食の摂り方大百科。』(2021年2月18日発行)より。

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