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「刺さる」ポーズで感受性を育む。【Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方】

グッとくる、感銘を受けた、面白いなど、肯定的な意味で使われるようになった言葉。
何に刺さるかで自分理解がすすむかも。

撮影・森山祐子 構成&文・越川典子

〈刺さる〉“いいことが刺さるにも、受け手の感受性があってこそ。”

「この曲、刺さった~」「あの人の話、刺さったわ」――。「刺さる」って言葉、最近よく聞きます。アンテナに触れる、いえ、もっと強いニュアンスがありますね。ちょっと古い言葉で言えば、琴線に触れる、でしょうか。

でもね、いくらいい曲でも、いい話でも、受け手がキャッチできなければ、刺さることはないんです。感じ取れる感受性をもっているかどうかなのだと気づいてほしいと思います。

では、感受性を育むには、どうするか。自分を深めるしかありません。いつも同じ道を歩き、同じ人と会う――それではアンテナの感性は上がりません。いろいろなものに触れること。それも、リアルな体験が必要です。本を読み、新しい人に出会い、旅に出る。そうして磨いたアンテナのそばを多くの何かが流れていく。そして、今のあなたに必要な何かにビビッと触れ、ココロに深く刺さるわけです。

昔から、アイディアが生まれる条件を「三上(さんじょう)」、つまり移動中の「馬上(ばじょう)」、うとうとしている「枕上(ちんじょう)」、トイレに座っている「厠上(しじょう)」と言うのですが、その共通点はリラックスです。何かがアンテナに触れて刺さるには、副交感神経が優位であることが大事です。このポーズは、アンテナのように片脚を上げつつ、口元に笑みが浮かんでくるくらい、カラダをリラックスさせましょう。

アナンタアーサナ
アナンタアーサナ

アナンタアーサナ

カラダの横を下にして横たわり、片手で頭を支えます。上の脚を上げられるところまで上げ、手でつま先をつかむなどしてバランスをとります。深い呼吸で8秒キープ。左右の向きを替えて行います。1日1回。

  • 高尾美穂

    高尾美穂 さん (たかお・みほ)

    産婦人科医

    イーク表参道副院長。婦人科スポーツドクター、産業医として、働く女性をサポート。『人生たいていのことはどうにかなる』『娘と話す、からだ・こころ・性のこと』など著書多数。

『クロワッサン』1104号より

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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