しらす酢飯の手巻き寿司 と杜仲茶とはんぺんのおすまし【胆汁酸ダイエットの献立】
撮影・青木和義 文・韮澤恵理 料理・落合貴子
しらすで旨味を出した酢飯は砂糖控えめ。手巻き寿司にすると海苔がしっかり食べられる。
はんぺんのおすましのベースは杜仲茶。さっぱりとしていて応用も自在。
手巻き寿司で海苔、おすましで杜仲茶が。
寿司飯は甘味を控えるとヘルシー。サーモンのピンクはアスタキサンチンという抗酸化効果の高い赤い色素です。鯛には肝臓にいいタウリンも豊富。
はんぺんは消化のいいたんぱく源で、ボリュームも出ます。杜仲茶の効果もプラス。
しらす酢飯の手巻き寿司
【材料(2人分)】
ご飯 …… 300g
しらす …… 大さじ3
酢 …… 大さじ2
砂糖 …… 小さじ2
海苔(全型) …… 2枚
きゅうり …… 1/4本
鯛(刺し身) …… 8枚
サーモン(刺し身) …… 8枚
【作り方】
1.きゅうりは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。
2.酢、しらす、砂糖を混ぜて、温かいご飯に回しかけ、しゃもじで切るように混ぜ、酢飯を作る。
3.4等分に切った海苔で酢飯、きゅうり、刺し身を巻いて食べる。好みで醤油少々をつけても。
(献立のヒント)
箸休めに野菜ときのこの小鉢や煮浸しなどを添えるといい。ぬか漬けやしば漬けなどの発酵漬け物を添えると、アクセントになり、善玉菌を元気にする。
(汁物)杜仲茶とはんぺんのおすまし
【材料(2人分)】
杜仲茶 …… 400ml
はんぺん …… 1/2枚
みつば …… 適量
醤油 …… 小さじ2
【作り方】
1.はんぺんは1cm角に切る。
2.鍋に杜仲茶を沸かし、はんぺんを入れて2~3分煮る。
3.醤油を加えて器に盛り、刻んだみつばを散らす。
朝食は……
納豆味噌汁ともち麦の海苔おにぎり。おにぎりは前夜に握っておけばレジスタントスターチに。野菜の一夜漬けを箸休めに。
胆汁酸ダイエットとは
おすすめの5つの食材をしっかり食べて新鮮な胆汁酸を増やし、脂肪細胞を直接刺激して燃える体を作る胆汁酸ダイエットは、慶應義塾大学政策・メディア研究科 教授の渡辺光博さんが発案したメソッド。
「胆汁は、肝臓で作られて、胆たん嚢のうに蓄えられ、人が食事をすると、消化を助けるために分泌される消化液です。とくに脂質を乳化して小腸から吸収しやすくするのが胆汁の役割。その主成分が胆汁酸なのです」(渡辺さん)
胆汁酸ダイエットを成功に導く5つの食材
【杜仲茶】
アスペルロシドの働きで再吸収を抑え新しい胆汁酸を作る(3gの茶葉を煮出して1日1リットル)
【長粒米(インディカ米)】
難消化な高アミロースで食物繊維のように働く(1週間に2回、1回150g)
【もち麦】
β-グルカンが腸を掃除、血糖値も上げにくい優等生(1週間に3〜5日、ごはんなら150g、フレークなら50g)
【納豆】
粘りは食物繊維フルクタン。大豆は消化のいいたんぱく質(毎日に1〜2パック)
【海苔】
良質な食物繊維が腸を掃除。ポルフィランが胆汁の劣化防止(毎日全型2枚)
『Dr.クロワッサン おなかが凹む胆汁酸ダイエット。』(2021年4月13日発売)より。
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