「肌のバリア機能を潤いで満たすこと」。IKKOさんの化粧水メソッド。
撮影・富田眞光(人物)、中島慶子(物) IKKOさんメイク・山縣亮介 IKKOさん衣装・金子美恵子 モデルメイク・高場佑子 ヘア・きくち好美 スタイリング・前田みのる モデル・澤田泉美 文・鵜飼香子 イラストレーション・いいあい 協力・GLAD
IKKOさんの簡単知恵袋
●肌のバリア機能を潤いで満たすこと。
肌表面の厚みは0.02ミリほどでラップほどの薄さ。摩擦を避けてたっぷり保湿すると美肌にいい菌が育ち、見た目印象も変わる。
化粧水は生きるための水分。 潤いで肌を満たして。
人の体は6割以上が水分でできているからと、普段から家でもウォーキング中でもミネラルウォーターを一日に4Lほど摂るよう心がけているIKKOさん。化粧水もしかり。洗顔後のまっさらな肌へ届けるスキンケアドリンクである化粧水は、重要なプロセスだ。
「一般的には洗顔後、なるべく早く化粧水の美容液成分で肌表面と肌の中を潤していくことが重要。クリームやオイルは肌表面を輝かせることは得意だけど、肌の奥までみずみずしくするのは化粧水の役割。ここで紹介する化粧水は、マスク生活で敏感になった肌でも使える刺激の少ないものばかり。効果は私の肌で実証済みよ。つけるときのパッティングは優しく、刺激を避けてね。優しく手のひら全体で押さえていくと手の温かさで浸透がよくなり、すみずみまで均一に馴染んでいきます」
肌にパワーがないときは海藻の力でイキイキチャージ。
肌のバランスを取り戻したいとき、海藻ファーメントの力でエネルギーを引き出す。小じわにも働きかけてイキイキとした肌に。
乾燥とテカリを同時にケア、酸化肌に濃密に浸透する。
頬は乾燥するけれど鼻筋はテカる不安定な肌に、3種のサフランが24時間潤いキープ。たるみ毛穴やくすみにもアプローチ。
乳酸菌の王道、さすがヤクルト。見た目の印象が変わる化粧水。
乳酸菌でミルクを発酵させた独自の保湿成分が角質層のすみずみまで浸透。健やかな素肌に整え、みずみずしくつるんとした仕上がりに。
ゆらぎやすい春の肌に角層まで浸透して水分貯蓄。
角質層をやわらげて潤いを貯蓄。たっぷりの潤いに満たされたいときに。惜しみなく使えるとろみタイプ。
[IKKOさんの美のツボ]
●パックがないときは、ティッシュパックがいい。
肌を愛することからはじめてみない?
ハリ感や修復力など肌機能が低下している年齢肌には「肌の扉を開かせることが大切」とIKKOさん。
「朝起きたらまず肌に触れて、肌の声に耳をすませ、今日はうるおいかな、くすみかな、毛穴かな、と肌の要求を受けとめます。それはイコール、肌を愛すること。愛することは、リラックスさせることです。洗顔をするときにこすっていたり、化粧水をつけるときにパンパンと大きい音がするほど叩いていない? 優しく、優しく触れることが大切よ。力をかけると肌は硬くなっていうことを聞かなくなるんです。子どもや犬でもいつも怒られていたら心の扉を閉じるでしょう。年齢肌に刺激は不要。肌を想って、優しく触れて。忙しくてそんな時間はない? いいえ、時間はあまり変わらないですよ。ほんの数秒の違い。意識と手のかけ方を変えるだけよ、やってみて」
『クロワッサン』1088号より
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