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かんぴょうと鶏肉の梅煮【ワタナベマキさんの乾物レシピ】

食物繊維が豊富で旨みが凝縮している乾物。戻し汁とのダブル使いで、水に溶け出た食物繊維まで摂取できる、腸活にもってこいのワタナベマキさんのレシピを紹介。

撮影・青木和義 スタイリング・矢口紀子 文・板倉みきこ

かんぴょうと鶏肉の梅煮

かんぴょうと鶏肉の梅煮【ワタナベマキさんの乾物レシピ】

煮汁を吸ったふっくら口当たりのよいかんぴょうが主役級のおいしさ。

【材料(2人分)】
かんぴょう(乾燥)10g
鶏もも肉 250g
長ねぎ 1/2本
さやいんげん(端を切る)8本
梅干し 2個
かんぴょうの戻し汁 300ml
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
醤油 小さじ1

【作り方】
1.かんぴょうは下記の方法で戻して7〜8cm長さに切る。鶏肉は4cm大に、長ねぎは4cm長さに切る。
2.鍋に戻し汁、酒、みりん、崩した梅干し、長ねぎを入れ、中火にかける。煮立ったら鶏肉を入れてひと煮立ちさせ、アクを除く。
3.かんぴょうとさやいんげんを加え、再度煮立たせ、落とし蓋をして13分煮る。醤油を加え、さっとからめる。

[余りで作る、常備菜]かんぴょうの塩煮

かんぴょうと鶏肉の梅煮【ワタナベマキさんの乾物レシピ】

【材料(作りやすい分量)】
かんぴょう(戻したもの)100g
A[かんぴょうの戻し汁(または水)1/3カップ みりん 大さじ2   酒 大さじ1]
塩 小さじ1/3 

【作り方】
1.食べやすい長さに切ったかんぴょうとAを鍋に入れ、中火にかける。
2.煮立ったら塩を加えて弱めの中火にし、落とし蓋をして汁気がなくなるまで10分ほど煮る。冷蔵庫で1週間保存可能。

[かんぴょう]戻し方

1.かんぴょうはさっと洗って水気を絞り、塩適量をまぶして流水でもみ洗いする。
1.かんぴょうはさっと洗って水気を絞り、塩適量をまぶして流水でもみ洗いする。
2.ボウルに入れ、かぶるくらいの水を加え、15分ほど浸して水気を絞る(戻し汁はとっておく)。
2.ボウルに入れ、かぶるくらいの水を加え、15分ほど浸して水気を絞る(戻し汁はとっておく)。
3.鍋に入れ、かぶるくらいの水を加え、中火で7〜10分茹で、ざるにあげる。粗熱が取れたら水気を絞る。
3.鍋に入れ、かぶるくらいの水を加え、中火で7〜10分茹で、ざるにあげる。粗熱が取れたら水気を絞る。
1.かんぴょうはさっと洗って水気を絞り、塩適量をまぶして流水でもみ洗いする。
2.ボウルに入れ、かぶるくらいの水を加え、15分ほど浸して水気を絞る(戻し汁はとっておく)。
3.鍋に入れ、かぶるくらいの水を加え、中火で7〜10分茹で、ざるにあげる。粗熱が取れたら水気を絞る。

乾物&戻し汁を余すことなく。食物繊維を効果的に、美味しく摂取。

栄養が豊富な旬の時季に収穫した、野菜や海産物を乾燥させた乾物は、水分が抜けている分、元の食材の持つ栄養が凝縮。特に食物繊維が豊富で、体の代謝に必須なミネラルもたっぷりだ。

「さらに食感がいいので、よく噛んで食べるから消化力が上がり、食べ応えも充分。胃腸が元気になる、太りにくい体作りには必須の食材だと思います」と、自身も大の乾物好きだという料理家・ワタナベマキさん。レパートリーが広がらないという声も多いが、実はエスニックの味付けとも好相性。そこで今回は、戻し汁まで活用した乾物のレシピを紹介してもらった。

「戻し汁を使えば、水に溶け出た食物繊維が有効に摂取でき、旨みもアップ。腸活料理としての完成度も上がります」

2〜3日に1度は乾物料理を作る。

切り干し大根、干し椎茸、かんぴょう、ひじきなど様々な種類を常備し、日々の料理に活用。出張のたびに各地…

切り干し大根、干し椎茸、かんぴょう、ひじきなど様々な種類を常備し、日々の料理に活用。出張のたびに各地の乾物を購入するのも習慣。ストックしやすく、いざというときの非常食にも。

寝る前に仕込んで戻し汁も活用する。

おいしいだしが出る乾物は、戻し汁まで上手に活用。干し椎茸は戻すのに時間がかかるので、就寝前に麦茶用ポ…

おいしいだしが出る乾物は、戻し汁まで上手に活用。干し椎茸は戻すのに時間がかかるので、就寝前に麦茶用ポットに水とともに入れておき、翌日、戻し汁はスープや煮物などに利用。

1袋戻して 余った分は簡単常備菜に。

開封後は、湿気や他の食品のにおいを吸収しやすいので、1袋全部戻してしまい、余った分は簡単常備菜にして…

開封後は、湿気や他の食品のにおいを吸収しやすいので、1袋全部戻してしまい、余った分は簡単常備菜にしておくといい。

  • ワタナベマキ

    ワタナベマキ さん (わたなべ・まき)

    料理家

    乾物など、昔ながらの食材を使いながらも現代的でナチュラルな家庭料理が人気。近著は『ワタナベマキのいまどき乾物料理』(NHK出版)。

『クロワッサン』1085号より

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