フェムゾーンケアの第一歩は自分を知ること、と泌尿器科医の関口由紀さん。
「子どものころ禁じられたせいか、自分の腟を見たことがない人もいます。女性器は基本的には丈夫で、触ってケアすべきもの。60歳、70歳でも自信が持てれば、老後が豊かになるはず」
具体的なケア法は、まず洗浄と保湿。
「更年期以降、腟周辺は乾きがちなどいくつかトラブルが起きやすくなります。これらを最近はGSM(閉経関連尿路生殖器症候群)と呼び、ケアである程度解決できるものという考えが広まっています。ボディ用ソープやミルクでよいので、毎日ケアしましょう。乾燥や炎症で肌が敏感になっているなら、刺激の少ない専用コスメを使ってみて」