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【試して納得】伝説の靴ブランドから登場した、大人女性のためのファッションシューズ

履きやすさとエレガントを備えたスニーカーは、30年以上愛される靴ブランドの新作。素足で履いても気持ちよく、これからの季節に大活躍するはずです。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・板倉ミキコ

DCブランドが、日本国内で圧倒的なブームとなった1980年代。
そのアイコンとも言える『コムデギャルソン』や『ヨージヤマモト』のコレクションに靴を提供し、日本唯一の靴のDCブランドとして人気を博したのが、シューズデザイナー・高田喜佐さんの『KISSA』でした。

アヴァンギャルドなお姉さんたちが、ヘアメイクはもちろん、足元まで手を抜かずにコーディネイトしてファッションを楽しむための靴ブランド、と言うのが当時子どもだった私の個人的なイメージです。

ブランドの代名詞と言われたのが、ズック。キャンバススニーカーとパンプスを組み合わせたような、今風に言えばハイブリッド型。スポーティーなのにエレガントと、見た目もハイブリッド。

憧れとして名前は知っていましたが、実際履いたことはなく…。でも今年の春夏、『KISSA SPORT(キサスポーツ)』の久しぶりの新作として登場した靴たちを見て、「ああ、これはまさに2022年の大人女性が求めるファッションシューズだな〜」という感想を抱きました。

スニーカーとパンプスが一緒になったようなデザインは健在。ワンストラップと、シューレースが2種の3パターンが揃います。
履きやすさとエレガントさを両方叶えてくれるのが、柔らかく弾力もある4cmヒール。かかとに施したワンポイントのビビッドなイエローは、『KISSA』のイメージカラー。

ブランドが守ってきたのが、心とスタイルを維持できるアイテムとしての靴。

洗練された印象と、足を解放してくれるような履きやすさが共存しています。なんて、知ったようなことを書きましたが、このポリシーは、ブランド立ち上げの頃からずっと守られてきたものだそうで、喜佐さんの感覚は、既に未来も見据えていたものだったのでしょう。

2022年版として変わったのは、ワイズがEから2Eになったこと。幅が広がって履きやすくなったのに、見た目はシュッと見えるのがデザインの妙。

足型のワイズを1Eから2Eに変えたことでプラス13mm幅が広がり、履きやすさが格段にアップ。
廃棄される野菜や果物などの染料を使って染めたキャンバス地。ニュアンスのある色味です。

そして、インナーソールがコルクになったので通気性と軽さが叶い、素足で履いても気持ちいいんです。

さらにヒールの中はハニカム構造にして、徹底的に軽さにこだわりました。環境に配慮して、廃棄野菜や果物の染料やリサイクルの糸を使うなど、時代の声にもちゃんと応えています。

吸水性と断熱に優れたコルクのインナーソール。素足で履いても気持ちいい。

マニッシュなパンツにも、ふんわりしたロングスカートにも…。合わせるファッションによって表情を変える万能なデザイン。

レースアップシューズをパンツスタイルに合わせて。大人のスポーティスタイルが完成。
ロングスカートとも好相性のワンストラップ。足元がシュッと見えて甘くなりすぎない。

1980年代の『KISSA』が大好きだった人も、あの頃のポリシーを継承した新作スニーカーで、軽やかにファッションを楽しめるはず。そして、私のような「初めまして」の人も、今、欲しい靴として取り入れたくなるでしょう。(ライター Mikiko)

<商品概要>

■商品名:KISSA SPORT(キサスポーツ)(各 税込14,080円)

■販売:クロワッサンの店

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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