虻川美穂子さんが体験!体だけでなく心の状態もよくなる、「腸律セラピー」っていったい何?
撮影・谷 尚樹 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・綿谷菜那 イラストレーション・小林マキ 文・石飛カノ 撮影協力・グラマラスH麻布広尾
人生初の腸律セラピーを体験。施術前後の変化に注目!
腸の健康には自信があるという虻川さん。ところが、頭で思っているより腸に負担がかかっていることが明らかに……。
1.カウンセリング
【シートの記入と対話で今の体調と生活を申告。】
最初に行うカウンセリングでは、現在の体調や食事の内容、水分補給量、睡眠時間や排便の状態などをヒアリングシートに記入していく。
「肥満とありますけどいつくらいからですか?」(小澤さん/以下、小)
「40歳で出産して気づいたらその後の7年間で10kgくらい太りました。今まさに痩せようとしてるところです」(虻川さん/以下、虻)
「お腹も冷えるんですね」(小)
そうなんです。いっぱい食べて出っ張ったお腹を触るのが癖なんですけど冷たいんです」(虻)
この後、食事や睡眠状態を簡単に確認した小澤さんがひと言。
「腸の特徴がわかりました」(小)
「えー! 怖い〜!」(虻)
2.触診
【触診を始めてわずか数分、次々に腸の形や張りが判明。】
続いてベッドに仰向けになり、軽くお腹を触っての触診。
「虻川さん、お腹が張ってますね」(小)
「全然そんな自覚はないです」(虻)
「お腹が冷えてるって言ってましたよね。それは腸の筋肉が動いてないから。代謝が悪いから冷えるんです。大腸の左下の部分から細くなってますね。腸が緊張し続けている証拠です」(小)
「ああ、だから頭がパンパンに」(虻)
「ここが細いから大腸の上の部分に内容物が溜まって下垂してます。右下の大腸にもけっこう溜まってます。頑固な人はここが張りやすいんです」(小)
「アハハハ。夫にも言われるし、自分でも頑固だと思います。本当に納得しないとそうしたくない性格です」(虻)
下のイラストが虻川さんの腸の全貌。
●施術前の腸の状態は、こんな感じでした。
3.施術
【腸を驚かせないよう優しく擦るのがセオリー。】
いよいよ施術スタート。小澤さんが優しいタッチでお腹をゆっくりと押していく。
「もっと痛いのかと思いました」(虻)
「腸は強く押すと攻撃だと思ってしまうので優しく優しく押します。小さい時計の12時の部分が硬くなってますね。ここは集中力のポイントでもあります」(小)
「私、集中力はあるほうだと思うんですけど」(虻)
「ここをほぐせばもっと上がりますよ。今は時間に追われている感じですが、腸律で整えれば気持ちも穏やかになります」(小)
「確かに早く子どもを寝かせようとか、朝は何時に起こさなきゃとか、いつも焦っているかも〜」(虻)
4.セルフ腸律
【自分で行う腸のケアをしっかりマスターする。】
施術後に自分のお腹を触ってみた虻川さん、その感触の違いにびっくり。
「なんていうか、お腹の皮の下が空洞みたいな。べこべこの風船を押してるみたいな感じ」(虻)
「腸はパンパンに張っていると動かないんです。今ほぐしたのでここから動きだします。お腹が張っていないこの形をキープしてください」(小)
「キープって、どうしたらいいんですか?」(虻)
「大丈夫、これからセルフ腸律をお教えします」(小)
利き手を上にして両手をおへその上に置き、小さい時計の6時の位置から左右に10回ずつ優しく押していく。
「次は7時、その次は8時です」(小)
「張ってるのがわかります!」(虻)
5.アフターカウンセリング
【毎日のセルフケアで腸の筋肉の動きをサポート。】
45分間の施術で細くなった腸を元に戻し、張りや詰まりを取り除くと、虻川さんのお腹はご覧のとおり、すっきりスマートに!
「お腹が軽くなりました!」(虻)
「虻川さんの腸の質は悪くないんです。でも細かったり下垂したり張ったりしたときは、しっかりセルフケアをすると腸の筋肉が動くようになります。そうすると今よりパワーアップしますし、もっと集中力も出ますよ」(小)
「じゃあ、まだまだいけるということですね!」(虻)
「いけます。今の虻川さんなんて虻川さんと言えないくらい(笑)。ゆっくり行っても20分くらいですから、毎日の習慣にしてください」(小)
「希望が持てました!」(虻)
『クロワッサン』1061号より
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