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セロリ、にんじん、松の実の黒酢和え【山田奈美さんのぬか漬け活用レシピ】

料理に使えるおすすめのぬか漬けと、活用レシピを紹介。腸活&発酵食で中から元気!
  • 撮影・小林キユウ 文・長谷川未緒

セロリ、にんじん、松の実の黒酢和え

ぬか漬けの旨味で、シンプルな味付けでも深みのあるおいしさに。

セロリもにんじんも生のままぬか漬けにしているから、パリッとしなやかな歯ざわり。ごま油の風味と黒酢の酸味は中華風ながら、ぬかの酸味、旨味が溶け合って、和風の食卓にも合う。

【材料(2人分)】
ぬか漬けセロリ 10cm ※ぬか漬けのレシピは下欄参照。
ぬか漬けにんじん(漬け方はかぶと同じ)5cm

黒酢 大さじ2/3
煮切りみりん 大さじ1/2
ごま油 小さじ1
松の実 大さじ1

【作り方】
1.セロリとにんじんは斜め細切りにする。
2.松の実は乾炒りする。
3.ボウルに1、黒酢、みりん、ごま油を入れて和える。2を加えて混ぜ合わせ、器に盛る。

セロリのぬか漬け

食べやすい大きさやぬか床に入る長さに切る。葉ごと漬けられる。

しゃきしゃきした歯ごたえと、セロリ特有の香りを味わうには、浅漬けがおすすめ。筋を取り、茎の幅広の部分に切り込みを入れると、短時間で漬かる。

【漬けやすい分量】
1本

【漬け時間】
夏…半日
冬…1.5日

【漬け方】
硬い筋を取り除き、切ってからぬかに漬ける。

体も喜ぶ、ぬか漬けの底力。

「乳酸菌をはじめ菌の種類が多いぬか漬けは、体にいいことはもちろん、簡単にひと品できるので、忙しい人ほどおすすめです」

と語るのは、アトリエで発酵教室も行う薬膳・発酵料理家の山田奈美さんだ。使い切れなかった野菜をはじめ、皮やブロッコリーの芯などもぬか漬けにすれば余すところなく食べられるため、食品ロスの削減にもつながる。生で食べられる野菜はそのまま、加熱が必要な野菜は、蒸したり茹でたりと下ごしらえをしてから漬けるといい。ぬか漬けには塩味、酸味、旨味が加わるため、料理に使えば、特別な味付けをしなくても、おいしくできあがる。

「チャーハンやちらし寿司の具にしたり、和え物にしたり、すり流しにしたり。じっくり焼くのもおすすめです。定番の野菜から変わり種まで、いろいろな食材でお試しください」

山田奈美

山田奈美 さん (やまだ・なみ)

薬膳・発酵料理家

国際中医薬膳師。神奈川・葉山のアトリエ「古家1681」で「発酵教室(ぬか漬け、味噌など)」「和食薬膳教室」等のワークショップを開催。

『クロワッサン』1061号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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