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かまぼこで作る、3つの簡単副菜【重信初江さんの練りものレシピ】

練りものは日持ちするうえ、下処理が必要なく扱いやすいのが長所。季節の野菜と食卓へ、新鮮でおいしい副菜の提案です。
  • 撮影・青木和義 構成と文・田辺 香

かまぼこ

厚めに切るほど、弾力と旨味を楽しめる。程よい塩気がサラダや和え物を上品に仕上げてくれる。

かまぼこのムンチサラダ

ムンチサラダとは、野菜や海苔をタレで和えたサラダのこと。「かまぼこの代わりに、カニカマを割いて和えてもおいしいです。しんなりしやすい焼き海苔は、最後に入れるのがコツ」

【材料(2人分)】
かまぼこ 1/3本(約50g)
グリーンリーフ(またはサニーレタス)大2枚
焼き海苔 1枚
A[白すりごま 大さじ2 ごま油・醤油各 小さじ1] 

【作り方】
1.かまぼこは薄切りに、グリーンリーフは手で食べやすい大きさにちぎる。
2.ボウルにAを混ぜ、1を入れてやさしく和える。
3.2に焼き海苔をちぎって加え、軽く和える。

かまぼことカブのミルフィーユ

風味豊かなかまぼこと淡白なカブが好相性。大きさを揃えるとよりきれいな仕上がりに。おもてなしにも使える。

【材料(2人分)】
かまぼこ 1/2本(約70g)
カブ小 1個
黒オリーブ(塩漬け)10g
A[オリーブ油 大さじ1/2 粉チーズ 小さじ1]

【作り方】
1.カブは半分に切り、かまぼこと共に5mm幅くらいの薄切りにする。
2.1を器に交互に並べ、細かく刻んだオリーブをのせ、Aをかける。

かまぼこと長芋のガーリックバター醤油炒め

香ばしい焼き色と、ガーリックバターの香りが食欲をそそる。「長芋はさっと焼くとシャキシャキ感が、じっくり焼くとホクホク感が出ます」

【材料(2人分)】
かまぼこ 1/2本(約70g)
長芋 150g
バター 20g
おろしにんにく 小さじ1
醤油 小さじ1/2
粗びき黒胡椒 少々

【作り方】
1.長芋は皮をむき、かまぼこと共に1.5cm幅に切る。
2.フライパンにバターを溶かし、長芋を入れて弱火で片面2分ずつ焼く。
3.隙間にかまぼことおろしにんにくを入れて上下を返しながらさらに2〜3分焼き、醤油を回しかけて絡める。
4.黒胡椒を全体にふる。

練りものは、魚の旨味と栄養がギュッと凝縮された優れた食材。スケトウダラやホッケなどの白身魚のすり身を原料とすることが多い。そのまま食べてもおいしいけれど、具材として調理すると、さらに旨味が引き立つ。

重信初江さんが教えてくれたレシピは、スーパーで手に入りやすい練りもの、かまぼこを使って手軽に作れる副菜だ。

「練りものは味がしっかりついているため塩分が強いんです。味付けは薄めにするのがポイント。切り方によって舌触りやボリューム感が変わるので、いろいろ試してみると面白いですよ」

重信初江

重信初江 さん (しげのぶ・はつえ)

料理家

初心者でも簡単に作れるレシピに定評があり、テレビや雑誌で活躍中。近著は『これがほんとの作りおきのきほん』(成美堂出版)。

『クロワッサン』1057号より

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