2022年、運気を呼ぶファッションは?
大きな時代の節目を迎えている今、人々の価値観の移ろいとともにファッションにも変化の兆しが。青木良文さんが語る、新しい年のキーワードとは?
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・庄野紘子 文・黒澤 彩
本格的な風の時代に向け自分らしく装いを楽しむ。
西洋占星術における200年に一度の大きな転換期を迎えてから約1年。「風の時代は、まだ始まったばかり。本格的な変化が起きるのはこれからといわれています」と青木さん。「自分の軸を持つことが求められ、ファッションもトレンドやモテではなく、〝自愛〞がキーワードになりそうです」
ラッキーカラーはパープル。 心地よい天然素材を。
毎年、その年を象徴するラッキーカラーがあり、2022年はライトパープルやサーモンピンク、マルチカラーが挙げられているそう。アイテムでは縁を結ぶという意味でストール。肌触りのいいコットン、リネンなどの天然素材も幸運を呼ぶポイントに。「おしゃれはガマン!という時代は終わりです」
ランジェリーや香水、見えないものに重きを置く。
「これも風の時代らしい価値観ですが、目に見えないものがより大切になるのだそうです」。例えばランジェリー。人目に触れないものだからこそ、自分のためにいいものを選び、身につけたい。同じように、香水も目に見えない香りを纏うもの。ビジュアルよりも醸し出される印象が魅力になる。
服の始末をよくすれば、いい運気がめぐってくる。
着なくなった服はどうすれば? 「どうしても捨てざるを得ないものは白い布に包み、生活ゴミとは別にして処分しますが、なるべく人に譲るなどして、捨てないように心がけています。フリマアプリを活用してもいいのでは?」。それが面倒なら、ある程度の量をまとめて寄付する選択肢も。
『クロワッサン』1060号より