日笠さんによれば、爪はダイレクトにストレスを反映するものであるらしい。心が弱ると爪も痩せる。イライラすると折れやすくもなる。
「10本の指にはそれぞれ意味があります。たとえば親指ならアイデンティティを表すとか、中指なら自分の置かれている立場を表すとか(下表参照)。左右によっても微妙に異なるので、そういう意味を知ってから爪を見ると、何が今の自分に問題なのかを推理することができます」
さらには、爪は半年かけて生え変わるという事実も押さえておこう。
「たとえば凹みが生え際に出た時は6カ月かけて上に伸びていきます。真ん中にある時はすでに3カ月が経っているというふうに解釈します」
女性の場合はネイルを楽しむ人もたくさんいるが。
「爪が健康で自分がそれで明るい気持ちになれるのであれば私はいいと思います。ただ、爪も皮膚呼吸をしているので、もし傷んでいるようなら一度切ってあげましょう。爪をかばっての生活は気が滞ります」
爪が教えてくれる心のストレス。下に挙げた例で、ぜひ確認を。