「研修医として多忙を極めていた15年ほど前、今より10kgも太っていて、体調も崩してしまったんです。月経も止まり、父(医師の石原結實(ゆうみ)さん)に相談したところ、『体を温めれば不調は治り、痩せる』というメッセージとともに、腹巻が20枚送られてきました。以来、父の教えに従った生活を続け、病気知らずです」と語るのは、医師で、冷えを改善する方法をさまざまなメディアで紹介している石原新菜さんだ。
夏でも一日じゅう腹巻を巻き、鼠蹊(そけい)部からみぞおちまでしっかりと温め、夜は必ず湯船に浸かる。朝ごはんは人参2本とりんご1個をジューサーに入れて作るジュースのみ。お昼は生姜のすりおろしを加えた具なし味噌汁、夜は玄米、味噌汁、魚に納豆、漬物と、小食でシンプルな食事が基本だ。小腹が空いたら黒砂糖をひとかじりし、生姜のすりおろしやスライスをたっぷり入れた紅茶を飲む。
「夜はビールと焼酎でリラックスするのも日課です。ビールは体を冷やすといわれますが、温活していますし、このくらいは一日働いたご褒美と、自分に許しています」
温活する上で、何より大切にしているのが、運動だ。