「サウナは休憩を挟みながら、水風呂に入る温冷交代浴をしますから、体を外から温めるだけでなく、血管のポンプ機能を促し、血の巡りがよくなるんです。男性が入るものと思われがちですが、冷えの解消にとてもおすすめなので、女性にこそ利用してほしいです」
そう語るのは、サウナの聖地と呼ばれる『サウナしきじ』の娘で、温浴施設のプロデュース業を行う笹野美紀恵さんだ。自身、物心ついたころからサウナに入り、アメリカの大学に留学したときには「おうちサウナ」を編み出すほど、生活に欠かせない。
「熱いサウナから水風呂に入ることで交感神経が活発になり、休憩を挟むことで副交感神経が優位になります。この交感神経から副交感神経へのスイッチにより、心身ともに深いリラックスが得られるんです。私はサウナに入れない日が3日も続くと、夜寝つきにくくなります」
サウナはただ入るだけでもいいが、入り方の工夫で、より効果を高めることができるという。