反り腰の改善に効果的な3つのエクササイズ。
整形外科医の平尾雄二郎さんに教わりました。
撮影/角戸菜摘 文/石飛カノ モデル/原 歩美 ヘアメイク/村田真弓 スタイリング/高島聖子
ピラーブリッジで体幹の筋肉を強化する。
反り腰さんタイプは腰椎前弯カーブがきつく、骨盤が過度に前傾しています。そのため立ち姿勢を続けているとお腹を覆う腹筋群の力が抜けやすく、腰に負担がかかって腰痛を生じやすいのです。
「立ち姿勢を続けていると腰が痛くなるという人は、ふだんから腹筋を縮めて骨盤を後傾させ、お尻の筋肉に力を入れてヒップアップさせる意識を持ちましょう」
おすすめなのは、体幹の前面を固定する筋力を養うためのピラーブリッジというトレーニング。
「橋げたの形をイメージし、肋骨と骨盤の上端を引き寄せる気持ちで行ってください。ポイントは、エクササイズ中に息を止めないこと、肩がすくまないようになるべく高い位置に引き上げること、お尻の筋肉も意識すること、などです」
両肘を肩の真下で床につけ、肘から先を床につける。カラダを床から浮かせて、腰が沈むのを腹筋でこらえてカラダを支える。10秒キープして2セット行う。
(A)頭からかかとまでまっすぐ一直線に。
(B)頭は起こして目線を斜め前の床に。
腹筋にしっかり力が入らないと、腰が沈んでしまう。トレーニングにならない。
頭が下がり、肩がすくみ、お尻が出っ張ってしまう悪い例。腹筋に効かない。
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