肩こりを改善する、前鋸筋のマッサージ。
体を支持する筋肉が凝り固まると、筋肉本来の動きができず、背骨のS字カーブも崩れ不調の原因に。筋肉の動きを取り戻し、背骨の老化を防ぐマッサージを紹介します。
鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
撮影/岩本慶三 文/石飛カノ モデル/北川リサ スタイリング/高島聖子 ヘアメイク/村田真弓
日常こまめに脇を刺激して肩こり改善。
肩甲骨と肋骨を繋いでいる前鋸筋(ぜんきょきん)は肩こりと関連の深い筋肉。毎日続ける「背骨リセット」で最大の効果が期待できる胸椎ひねりで十分にストレッチするだけでなく、日常の中でこまめにマッサージをしよう。
ふだん意識することのない筋肉だが、肩のこりを意識したときはまずここが張っているはず。肩ではなくこちらをマッサージするのが正解。
【このあたり】
(前鋸筋)をマッサージ
椅子に浅く腰掛け、片腕を上げて肘を曲げる。反対側の手の指を脇の下のやや後ろ側に当てて、左右方向にさするようにして10〜30秒マッサージ。反対側も同様に行う。
圧をかける部分は、脇の下後ろ側の前鋸筋。
『Dr.クロワッサン 痛みとコリをすっと消す、自分でできる整体』(2020年4月28日発行)より。