腸内環境を整える、飲む甘酢【藤井恵さんの朝のスープレシピ】
腸の健康のために有効な食材は「朝食でしっかり摂っておく」のが藤井恵さんのマイルール。
毎日続けることが大事だからこそ、忙しい朝でも手軽に作れるスープが活躍するといいます。
毎日続けることが大事だからこそ、忙しい朝でも手軽に作れるスープが活躍するといいます。
撮影・岩本慶三 文・葛山あかね スタイリング・本郷由紀子
優しい酸味でするりと飲めます。
藤井さんにとって発酵調味料である「酢」は、腸を健康にするための必須アイテムです。
「酢は蠕動(ぜんどう)運動をうながしてお通じを良くしてくれるし、酢に含まれるグルコン酸が善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれるんです」
そんな藤井さんが最近、よく作るのが「飲む甘酢」。酢に旨味のあるだしや醤油、砂糖を加えればごくごく飲めておいしい甘酢に。
今回は、その中に腸が喜ぶめかぶや納豆、大和芋、オクラなど粘りのある食材をたっぷり入れて。ひんやり冷やしておけば喉元をするりと通る、すっきりとした一品になるといいます。
「食欲が落ちる暑い夏場でも、朝、体に酢を入れておくと元気が出るし、腸も整いやすくなりますよ」
飲む甘酢
【材料】2人分
めかぶ ……… 2パック
大和芋 ……… 4cm幅
納豆 ………… 1パック
オクラ ……… 4本
おろし生姜 …… 少々
A 米酢 …… 大さじ1と1/2
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 …… 小さじ1
醤油 …… 小さじ1/2
だし …… 大さじ6
【作り方】
1.大和芋は皮を向いてすりおろし、オクラはゆでて小口切りにする。Aは混ぜておく。
2.器にめかぶとA少々をかけ、その上に納豆、大和芋、オクラの順にのせて残りのAをかける。
3.最後におろし生姜を添える。
『Dr.クロワッサン 免疫力アップの決め手、腸内環境を強くする』(2020年7月30日発行)より。