【ぐっち夫婦 SHINOさん】幸せでいることは美しい。「食」でそれを叶えたい。
〈連載〉ずっと会いたかった人（37）。インスタグラムのフォロワー75万人という超人気の料理ユニット「ぐっち夫婦」のSHINOさん。簡単なのに、おいしいレシピは、どんな思いで、どんな方法で生まれるのでしょう。
撮影・黒川ひろみ ヘア＆メイク・広瀬あつこ イラストレーション・山本祐布子 構成と文・越川典子
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食べる人も作る人も幸せになる、そんなレシピが理想です。
インスタグラムのフォロワー75万人という超人気の料理ユニット「ぐっち夫婦」のSHINOさん。
「インスタ映えを目指しているわけじゃないんです（笑）。疲れて帰宅しても簡単に作れるか。それでいて、おいしいか。それが私たちの基準なんです」
なぜなら、「食」は食べる人を幸せにするものだけれど、作る人も気持ちよく、幸せでいてほしいから、と話す。
「そこは、ゆずれない一点です。食にまつわる私の原風景は、家族の食卓。作って食べて笑って、という記憶です。食を通して人が幸せになることが、この世でいちばん美しいと思えて、だから私は料理家を目指したのかもしれません」
下味冷凍を考案したり、包丁の代わりにハサミを駆使したり、時短のための合理的な思考は「作り手に寄り添いたいから」。そんなSHINOさん、今日はオートミールのレシピを提案してくれた。
「コンソメや中華だしを入れて戻すのが、おいしさのコツ。栄養価が高く、食べ応えもある。ダイエット効果もあって、肌もきれいになると思います。きちんと食べて、きちんと寝る。元気であれば、必ず肌の美しさにつながっていきます」
［オートミールのトマトチーズ焼き］
材料（2人分） しめじ50g、エリンギ2本、ベーコン（ハーフカット）4枚、玉ねぎ1/2個、にんにく1かけ、パセリ適量、オリーブオイル大さじ1、ピザ用チーズ適量、塩・こしょう各少々、オートミール120g、水400ml、コンソメ（顆粒）小さじ1、A［トマト缶（ホール）1缶、コンソメ（固形）1個、みりん大さじ1、カレー粉小さじ1］
作り方
1. にんにく、玉ねぎはみじん切り。きのこは石づきを取り、食べやすい大きさに切る。ベーコンは2cm幅に切り、パセリは刻む。
2. フライパンにオリーブオイル、にんにくを弱火で熱し、香りが出てきたら玉ねぎ、ベーコン、きのこを入れ、中火で炒める。
3. 野菜がしんなりしたらAを加え、10分ほど煮て、塩・こしょうで味を調える。
4. オートミールを耐熱皿に入れ、水、コンソメを加えて混ぜる。電子レンジ（600W）で4分加熱する。
5. 4に、3、チーズをのせてトースターでこんがりするまで焼く。パセリをふる。
問合せ先・デルメッド 〈フリーダイヤル〉0120-847-447 www.dermed.jp
