まさに“痩せ見え”の理想。タンゴは男女一対となり、美しい姿勢で官能的に踊るしなやかなダンス。
そんな妖艶なアルゼンチンタンゴの動きから生まれたダンスエクササイズが「タンギズム(R)」だ。これを考案して、指導する五十嵐純子さんによれば、
「タンゴは本来男女で踊るペアダンスですが、セルフトレーニングとしてひとりで体を動かせるようにアレンジしたのが『タンギズム(R)』です。
ことに『タンギズム(R)・セルフケア』は美しい立ち方や姿勢、バランス、体幹強化、運動不足の解消を目的に、40~50代の女性に向けて作ったメソッドです。ダンサーのように背筋が伸びて、きれいなシルエットになりますよ」
姿勢が良くなる上に、男性と情熱的に踊ることもできそうだし、モテ気分が味わえるかも。私が求めていたものはコレだ! と『タンギズム(R)』の門を叩いたのは辛酸なめ子さん。
が、その基本のキはつま先重心の立ち方だった。
「つま先に重心があると下腹部に自然に力が入り、体の軸が安定するので、頭が前に出たり、肩が内巻きになるといった悪い姿勢が解消されます。そして姿勢に対する意識が、足先まで行き届くようになるんです」
という五十嵐さんの説明を受けて、辛酸さんがその立ち方にチャレンジ。