足裏からふくらはぎを「ほぐピラ」で刺激、冷えを解決。
撮影・中島慶子 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・木下庸子(プラントオパール) モデル・くらさわかずえ
足裏からふくらはぎを刺激して冷えた足先まで血を巡らせる。
夏場でも冷える人は、足先などの末端に血が巡りにくいのが問題。
「下半身は心臓から遠い場所なので、血流が滞りやすいんです。また、足首が硬かったり、足指がちゃんと動かせていないと周辺の筋肉も動かず、冷えを助長します」
そこで、足裏からふくらはぎの筋肉と筋膜を刺激し、第二の心臓ともいわれるふくらはぎの機能を改善させる「ほぐピラ」に挑戦。
「楽しみながら行えば、交感神経が優位になるので、血の巡りがさらによくなりますよ」
フットワーク ほぐピラ
[ローラーを当てる場所]
両足の指と指の付け根辺りをしっかり当てる。
(1)仰向けに寝て両手のひらを床につけ、体の横に自然に添える。両膝を立て、両かかとをヒール靴を履いたように上げ、横向きに置いたローラーを、つま先でグッと動かないよう捉える。
(2)足の指、太もも裏、ふくらはぎに力を入れ、左足のかかとを真下にグッと下げる。
(3)ローラーの位置がずれないよう、指でローラーを掴んだまま、左足のかかとを元に戻す。
(4)2と同様に、今度は右足のかかとを真下にグッと下げる。左右各10回繰り返す。
\ 体が揺れる不安定さを楽しんで。/
甲ころがし ほぐピラ
[ローラーを当てる場所]
両足の甲全体をローラーに密着させるように。
(1)両手は肩の真下、両膝は腰の下にくるよう床につく。両膝を少し開き、横向きに置いたローラーに両足の甲をのせる。両足の間も少し開ける。背骨が丸まらないように注意。
(2)お尻の外側の筋肉を使い、足の甲でローラーを押さえたまま、右膝を少し上げる。
(3)右膝を元に戻す。戻す際も足の甲をしっかり使い、ローラーが動かないよう意識する。
(4)左膝も同様に、左側のお尻の筋肉を使って持ち上げる。左右各10回繰り返す。
腰を反らせた状態で行うと腰に負担がかかる。肩甲骨がフラットになるような姿勢を意識して。