美容家の入眠ルール、深く眠るためのアロマグッズやサプリメント
撮影・青木和義(商品) 文・田辺 香
夜中に目覚めてもまた深く眠りたいから、アロマグッズやサプリメントを愛用。
「仕事が忙しくて常に寝足りていない感じがあり、最近は肝臓や血管の数値、体のあちこちに問題が出てきているんです。そんな中で、睡眠は大事だなとつくづく感じています」
吉川千明さんは快眠に結びつくアイテムなら進んで取り入れてきた。入浴剤、サプリメントなどをさまざまに活用中。ネックピローとアイピローは、自己流の使い方をしている。
「どちらもレンジで2分ほど温めます。ネックピローで目と耳を覆い、アイピローはみぞおちの上に。交感神経が集まるみぞおちを温めると、緊張がほぐれて落ち着いて眠れます」
アロマオイルに精通する吉川さんは快眠のため数種類を使い分ける。最近のお気に入りはベルガモット。
「不安感を取り除いてくれる上、免疫力の向上も期待できます。ほかにおすすめはイランイラン。お風呂に1滴入れると甘い香りが広がってのんびりできます。スッキリした香りで脳が安らぐマジョラムは、血圧が高い時に心拍数を安定させてくれます」
いま世界で注目されているCBDオイルも早速活用している。
「ストレスや睡眠障害の改善をサポートとするといわれる麻から抽出された成分を使用したオイルです。舌下に1滴落として眠ると、翌朝気持ちよく目覚めます」
仕事を終わらせてから寝る、という考え方をやめました。
睡眠に関するセミナーを受け、体にいい睡眠時間は7時間と知り、以来、7時間睡眠を目指している。
「ただし、一人で暮らしている私は何時まで起きていようと誰にも何も言われないから、終わるまで深夜でも仕事を続けてしまうんですよね」
かかりつけの内科の医師に相談すると、すべて終わらせてから寝よう、という考えはやめたほうがいいと言われ、クリアになったことが。
「今抱えている仕事、やらなくてはいけないことを日付順にざっとノートに書き出すんです。そして、やり終えたことから消していく。常にやることはたくさんあるわけだから、その日に終えなくてもいいものについては、忘れて寝るようにします」
ノートに書いては消す作業を続けると、安心して眠れるようになったという。吉川さんの心の持ち方は、常に仕事に追われている働く世代の参考になりそうだ。
吉川さんがこだわるネックピローの使い方は「目の上だけでなく、耳まですっぽり覆うこと。耳を温めると血流がよくなり、頭の緊張が和らぎます。音と光も遮断してくれます」。
「ストレスを感じる時、カミツレの入浴剤を使います。体の芯まで温まってぐっすり」。
「翌日に大事な仕事があるという夜に。Lテアニン配合で眠りがよく、疲労感も軽くなります」。
「夜中に目覚めた時などにひと塗り。香りが心地よくリラックスして眠りに戻れます」。
『クロワッサン』1047号より