3つのテストでわかる、カラダの「やわらかさ」年齢。
撮影・黒川ひろみ ヘアメイク・武田尚子(MÉLANGE) スタイリング・春原久子 文・石飛カノ モデル・くらさわかずえ
[テスト 2 ] お腹のやわらかさ
猫背姿勢が習慣になっていると、お腹の筋肉はガチガチ。反る動きで改めてチェック。
床に両膝立ちになる。膝の幅は肩幅。つま先を床に立てて両手をカラダの後ろに。
Check 1
頭を上げて上半身を後ろに反らし、左右の指先がともにかかとにつけばクリア。
Check 2
1ができたら元の姿勢に戻り、再度上体を反らせ、左右の手で足首をつかめたらクリア。
——————————-
できない 【0点】
Check1 できた 【1点】
Check2 できた【2点】
——————————-
上半身を弓なりに反らせて、背中にカーブを作れる人は、上のテストで左右の足首をしっかりつかむことができるはず。
チェック1をクリアできない、あるいはクリアするのが精一杯という人は、本来の背骨のカーブを保てていない可能性大。
背骨は首の部分で前に向かってカーブし、胸の部分で後ろに向かってカーブして、腰の部分で再び前にカーブを描いています。これがヒト本来の背骨のS字曲線。
ところが、猫背姿勢が習慣になってしまうとお腹の筋肉が硬くなり、S字カーブが崩れてカラダを反らす動きが苦手に。苦手な動きだからますますやらない。すると、猫背姿勢がどんどん重症化して、やがては背骨の変形につながっていくことも。
ハードなデスクワーカー、またはしょっちゅうスマホや携帯ゲームをいじっているという人は要注意。
[テスト 3 ] 肩まわりのやわらかさ
電車のつり革を握る以外、肩より上に手を上げる機会が少ない現代人。肩まわりの柔軟性は?
両足を拳ひとつ分開き、壁に背中をつけて立つ。親指を立て、手をももの横に。
Check 1
ひじをのばしたまま、左手をまっすぐ上に引き上げ、立てた親指が壁につけばクリア。
Check 2
次に右手で同様に行う。ひじを曲げずに親指が壁に触れたらクリア。左右クリアで2点。
——————————-
できない 【0点】
Check1 できた 【1点】
Check1,2 できた【2点】
——————————-
腕は上、前、横、後ろに引き上げることもできれば、ぐるぐる回すこともできる。これを可能にしているのが肩の関節の柔軟性。カラダの中でも肩関節はとても自由度が高いため、腕を自由自在の方向に操ることができるのです。
腕を動かすときにのばされるのは肩の筋肉だけではありません。腕とカラダをつなぐ胸の筋肉や背中の筋肉などがのばされます。
ですから、肩関節が硬いということは肩まわりにある筋肉全体の柔軟性が失われているということ。とくに腕を上げる動きでは胸の筋肉の柔軟性が関わっています。
肩まわりが硬くなっている状態を放置すると、ちょっとした動作で痛みや炎症を起こしたり、五十肩につながることも。
左右どちらかのテストをクリアできなかった場合は、とくに硬い方の肩まわりのストレッチを入念に。
[結果 ]
柔軟度が低くても大丈夫。ストレッチで若返りを。
6点【20代】
5点【30代】
4点【40代】
3点【50代】
2点【60代】
1〜0点【80代】
3つのテストの合計点数が、あなたの「やわらかさ年齢」。実年齢以上という人は、毎日のストレッチを欠かさずに。点数が高くても硬い部分があったら、その部分を重点的にストレッチでケアを。
『Dr.クロワッサン 何歳からでもカラダはやわらかくなる!』(2019年1月5日発行)より。