からだ

〝共感の笑い〟で疲れを吹き飛ばそう。【疲れない人間関係のコツ】

人間関係も疲れがたまる大きな原因。 無駄にストレスをためないためにも、 いい意味で〝力を抜く〞ことは大切です。 人付き合いでラクになるコツを東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

笑うと副交感神経が優位となり、リラックスする効果があることはよく知られています。ただし、同じ笑いでもリラックスして疲れがとれる笑いと、そうでない笑いもあるといいます。

いちばんリラックスできるのは、純粋に楽しいときや愉快なときに出てくる笑いと思いきや、それ以上に「共感の笑い」といって、緊張がゆるんでホッと安心したときに出てくる笑いのほうが効果が高いのだとか。

たとえば、〝気の置けない人たちと話しているときに心の底から出てくる笑い〟。それが「共感の笑い」です。

一方、あまり疲れがとれないのが「社交上の笑い」。仕事の場で初めて会う人と挨拶するときの笑顔がそう。人間関係をスムーズにするための〝道具〟として笑顔を作るため、余計疲れてしまうことも。

共感の笑いを増やすために、できるだけふだんから〝自分の笑いのツボにハマる場〟に身を置きましょう。

TVのお笑い番組を家族や友人と一緒に観て笑える機会があると、疲れがより吹き飛びます。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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