からだ

サングラスも疲労対策に効果的?【疲れない暮らしのコツ】

毎日のなにげない習慣が、意外と疲れの原因になっていたりするもの。「疲れない暮らし」へスイッチするコツを、東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

紫外線をカットして目の疲れを防ぐ。

よくマラソン大会でサングラスをかけて走っている選手がいますが、あれは太陽のまぶしさを避けるためだけではなく、〝目から直接入る紫外線をカットして疲れを防ぐ〟という目的が。

紫外線が目から入ると、角膜に疲れのもととなる活性酸素が大量に発生します。すると「敵が来たぞ!」との情報が脳に伝わり、紫外線から細胞を守るために自律神経は臨戦態勢をとるので、余計疲れてしまうのです。

紫外線による害を防ぐためにUV防止対策が必要なことはよく知られるようになりましたが、ふだんから日焼け止めや帽子、日傘のほかにサングラスの用意を。

目から入る紫外線は、つばのある帽子でも20%程度しか防げませんが、サングラスなら90%ほどカットできるといいます。

サングラスを選ぶときは「紫外線カット率ができるだけ高い」ものを。

レンズの色や濃さは関係ありません。最近は透明のレンズにもUVカット機能付きがあるので、TPOに合わせて使い分けて。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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