からだ

窓を開けて風を通すと疲れにくい?【疲れない暮らしのコツ】

毎日のなにげない習慣が、意外と疲れの原因になっていたりするもの。「疲れない暮らし」へスイッチするコツを、東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

窓を開けて風を通すと疲れにくい。

高層ビルやオフィスの一室といった人工的で密閉された空間にいると、ドアを開けるだけでホッとすることがありませんか。理由は、外から遮断された空間に〝ゆらぎ〟が生まれるから。

ゆらぎ環境のほうが運転効率の低下が抑えらえる

※1:被験者が最適と指摘した温度から、プラスマイナス1.5度の範囲で変化を与えた環境のこと。※2:同じく被験者が最適と指摘した室温と湿度のまま固定し、変化を与えなかった環境のこと。出典:大阪市立大学医学部疲労医学教室

このゆらぎは自然界にたくさん存在します。

たとえば木漏れ日の輝き、風のそよぎ、鳥のさえずりといった、常に一定ではなく、変化しているものがそう。そして、人はこのゆらぎのある環境にいると安心し、心地よさを感じます。

さらに、ゆらぎには「疲れを軽くする効果」が。ある実験で、ゆらぎのない環境より、ゆらぎのある環境(温度と湿度がプラスマイナス1・5度の範囲で変化)で車の運転をしたほうが疲れが軽くなり、しかも運転能力が低下せず、事故を起こしにくくなったという驚きの結果が。

車の運転中はもちろん、家にいるときも仕事をするときも、長時間同じ所にいる場合は、なるべく窓を開けておくようにしましょう。風を通すだけでも室内にゆらぎが生まれ、疲れにくくなります。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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