豊かな自然環境には、疲れをやわらげるさまざまなリラックス効果があります。
滝つぼなどの水しぶきから発生する「マイナスイオン」や、樹木が発する香り成分「フィトンチッド」なども、安らぎをもたらす要因とされますが、科学的にはあいまいな部分も。
脳疲労を軽減する効果があると証明されているのが、風や光、川のせせらぎなどの自然環境の「ゆらぎ」です。
人間の体にも、体温や呼吸などでゆらぎのリズムがあり、自然環境のゆらぎと共鳴することで心地よさを感じてリラックスします。リラックスすると、心身を休息モードにする副交感神経が優位になってストレスや疲労が軽減されていくのです。
疲れを押して遠くの高原や森林、そして温泉に出かけなくても、近所の公園や緑道、川べりなど、自然のゆらぎを感じる場所を散歩するだけで、十分疲労回復効果が得られます。
また、オフィスや家で、窓を開けて風を入れることでも、ゆらぎを取り入れることができます。