下地だけでベースメイクを完結するためのお悩みQ&A
撮影・久々江 満 イラストレーション・谷本ヨーコ 文・入江信子
Q.大人が、下地だけでベースメイクをするときのコツは?
A. 顔全体に均一につけず、目の下、Tゾーン、あごに量を多めに。
下地を顔全体に均一に塗ると、メリハリがなく、のっぺりしてしまうことも。「最初に、高く見せたい目の下、Tゾーン、あごに塗ります。すると、その部分に量が多くつき、光が集まって明るく。顔に立体感が出て、小顔効果が感じられます」(レイナさん)
Q.シミが気になります。
A. 部分的にコンシーラーをプラス。
シミを消そうと顔全体に下地を厚く塗るのは、古くさい印象になるもと。「シミの上に、固形タイプのコンシーラーをブラシかチップでのせ、スポンジでパウダーを重ねて定着させます」(レイナさん)
シミに向く2色ベージュ、目まわりをカバーするオレンジ、ツヤを加えるグロウ質感の組み合わせ。ツールも使いやすい。
Q.クレンジングはしたほうがいい?
A. 石けんだけでは不充分。バームでオフして。
下地の中には「石けんで落とせる」というものもあるようだけど……。「石けんだけでは肌に残る可能性もあるので、バームなど、優しく一気に落とせるクレンジングを使うほうがいいですね。ポイントメイクを落とす意味でもマストです」(レイナさん)。また、バームなら、クレンジングと洗顔がひとつですんで時短に。
とろける肌触りで肌に密着。微粒子化したカプセルから洗浄成分が放出され、毛穴汚れや古い角質を除去。毛穴の影がない、明るい肌に導く。
Q.夏、小鼻の毛穴が開いて目立ってしまいます。
A. 専用の毛穴クレンジングでお手入れ。
「小鼻に塗る、部分用の下地を使うという方法もありますが、むしろ事前のスキンケアをきちんとして、皮脂や黒ずみを根本的に取り去ることが大切」(レイナさん)。クレンジング前に蒸しタオルを顔に当てて、毛穴の汚れを落としやすくしたり、毛穴専用のクレンジングを使ってみては。
小鼻などになじませて使う部分用毛穴クレンジング。余分な皮脂をきちんと取り除き、さらに毛穴の中の角栓も溶かしてくずし、負担をかけずに落とす。