【試して納得】綿100%なのにさらりと麻のよう。体を締めつけず着心地の良いキャミ&ショーツ。
撮影・多田寛 文・板倉ミキコ
「ああそうそう。この感じ」。
肌はとても正直なので、下着を選ぶときは身につけるだけで大丈夫。合う、合わないを肌が教えてくれます。
特にジメジメしやすい高温多湿の日本では、さらっと気持ちいいのが重要です。“さらり”は汗ばむ時期の快適さのキーワード。
そこで浮かぶのが麻です。
吸湿、速乾性に優れる素材で、ランジェリーの語源とも言われています。シーツや枕カバーにも最適な素材ですが、同じ天然素材のコットンに比べ、伸縮性、柔らかさに劣るのが難点。ゴワゴワ、ザラザラした質感に、柔らかさを好む肌が難色を示すのも仕方ありません。
でも、技術で理想を叶えるのがメイド・イン・ジャパン。明治創業の老舗の肌着メーカーが追求した、コットンと麻の良さを両方実感できる素材があるんです。
厳選された超長綿を特殊強撚し、麻のシャリ感としなやかさをプラスした綿100%の下着『アサメリー』というブランドです。
この下着の良さに惚れ込んだ『クロワッサンの店』が『アサメリー』とコラボで作ったのが、こちらのカップ付きキャミソールとショーツ、というわけ。
ここで改めて冒頭のセリフ、「ああそうそう。この感じ」に戻ります。
デザインは以前紹介したオーガニックコットンのカップ付きキャミソール(記事)のまま。
締め付けない、優しいフィット感で、コットンのように汗を吸うと肌にべとつくことなく、風をはらんでいつもサラサラ。今年の夏が酷暑なのか、猛暑なのか想像もつきませんが、この素材なら快適に乗り切っていけそうです。
グレーとオリーブというカラーバリエーションにも「そうそう、この色」とうなずきました。透けにくい素材なので、肌着という感じがなく、重ね着してファッションの一部に溶け込んでくれます。
肌着の快適さはほんの些細なことに感じますが、毎日の積み重ねで、不快な時期の幸せ量に大きな差が出ます。さらり、ふうわりとした質感で肌が喜ぶ下着は、残暑厳しい秋まで、私の快適をサポートしてくれるでしょう。(ライターMikiko)