風邪やインフルエンザのときに頼りたい漢方と言えば、『葛根湯』と『麻黄湯』。風邪には『葛根湯』が、インフルエンザには『麻黄湯』が体調回復の手助けになります。
どちらも西洋の風邪薬やインフルエンザ薬と同じような解熱作用や鎮痛作用、抗炎症作用、気管支拡張作用が確認されている漢方薬であり、さらに眠気を起こさないという利点があるため、使い勝手も◎。
風邪やインフルエンザのときに頼れるそんな2つの漢方薬ですが、どちらにも交感神経を興奮させる麻黄が入っており、覚醒作用があるという特徴も。また胃腸に負担をかける性質から食欲を減少させてしまうので、長引いてしまったときには使用を控えましょう。