季節の変わり目の不調に。韮と卵の炒め物【パン・ウェイさんの土用の食養生レシピ】。
季節が変われば体も変わる、自然の変化に寄り添うおかず。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
【土用】韮と卵の炒め物
【材料】2人分
韮(にら) …… 1束(100g)
溶き卵 …… 3個分
スイートコーン …… 1缶(120g)
鶏がらスープの素…… 小さじ1/2+小さじ1
花椒粉 …… 少々
白胡麻油 …… 大さじ1/2+大さじ1・1/2
【作り方】
1.韮を長さ3cmに切る。大さじ1/2の白胡麻油をひいた鍋で炒めて取り出す。
2.溶き卵とスイートコーン、小さじ1/2の鶏がらスープの素をよく混ぜ、大さじ1・1/2の白胡麻油で炒める。1と残りの鶏がらスープの素を加えて炒める。火を止め花椒を振る。
変わり目の不調を防ぐ。黄色は明るい希望の色。
年に4回ある土用はそれぞれの季節の変わり目にあたり、体調が不安定になりがち。
「土用の期間は、黄色い食材を摂るように心がけてください。胃などの消化器官や皮膚の粘膜を守ってくれます。定番おかずの〝にら玉〟はおすすめです。卵は完全栄養食品といわれるぐらい栄養価が高く、韮は緑の食材で肝臓の解毒を助ける働きがありますから」
これにスイートコーンが加わると、さらに黄色が強化されてもはや怖いものなし。
「韮を先に炒めておくことがポイントです。卵よりも韮のほうが火の通りが悪いので、一緒に炒めてしまうと卵が硬くなってしまいます。この順番さえ守れば、とろっとふんわりしたにら玉ができます。コーンの甘味が卵によく合いますよ」
韮は脂溶性ビタミンのβ-カロテンが豊富で、油で炒めることで吸収率がアップする。
『Dr.クロワッサン 不調が消える、ふだん漢方』(2020年1月28日発行)より。