乾き知らず!ふっくら手元の作り方を専門家がアドバイス。
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・ヤマグチカヨ 文・薄葉亜希子
乾き知らず! ふっくら手元の作り方。
粉ふくほどの乾燥には【ミストとクリーム】をW使い。
ガサガサと白くなっている手やひじはかなり乾燥が進んでいるサイン。普段からハンドクリームでケアしている人は多いと思うが、その前に行いたいのが水分補給。
「保湿の第一歩は保水。たっぷり水分を与えて肌を柔らかくしてからクリームで潤いを閉じ込めると効果が高まります。塗布しやすいミストや、化粧水を詰め替えて持ち歩くのもおすすめ」(井上さん)
水仕事やシャンプー時間を【手袋エステタイム】 に。
乾燥の一番の原因はお湯。お湯に触れる回数が多いほど、皮脂が奪われて乾燥が進んでしまう。
「乾燥がひどいとき、特に湿疹にまで進行しているような場合はお湯につけないことが絶対です。食器洗いやお風呂で体や髪を洗うときもビニールやゴムの手袋で保護してあげて。クリームなど保湿剤を塗ってから手袋をすれば、お湯で温まって浸透が促され、保湿効果も上がります」(髙瀬さん)
消毒は揮発性の高い【スプレータイプ 】を活用。
今や当たり前となった消毒。除菌に必要なアルコール成分は手荒れやかさつきの原因になることもあり、選ぶものにこだわりたい。
「自然由来の成分や保湿成分入りがおすすめ。また乾燥が気になるときはゲルよりも揮発性の高いスプレー式を。その瞬間、刺激を感じても手に残りません。そのあとクリームで保湿を」(髙瀬さん)
二枚爪、乾燥割れなど爪悩みは【オイルで浸透ケア 】。
「爪は皮膚の延長。3カ月前の状態が表れます。夏はほとんどケアすることがないため、11月頃から爪の乾燥が顕著に」(井上さん)と、早め早めの手入れがカギを握る。取り入れたいのはオイル保湿。
「二枚爪は短く切ってからオイルを丁寧になじませ、バッファーで表面を軽く磨きます。3カ月がんばれば美しい爪が復活するはず」