からだ

シミ、シワ、たるみの改善に。リンパ洗顔&ながら顔筋肉トレーニングで血管ケア。

  • 文:韮澤恵理 イラストレーション: ヤマグチ・カヨ 

[ ながら顔筋トレーニング ]

顔の筋肉や毛細血管を元気にすれば、皮膚も表情筋もランクアップ。
酸素や栄養素をしっかり届け、筋肉が下がるのを防ぐケアもしたい。

目のまわり

眉に指を当てて上下させる動きを片眉10回程度。左右ともに行い、続いて下まぶたを上げ、目を細めて10秒くらいキープ。

ほおアップ

口をOの字に開いて10秒くらいキープし、まずほうれい線に沿って上になで上げ、その後、口周りの筋肉を動かすように口角を上下に動かす。左右ともに5回くらいずつ。

口まわり

口角を手で支えるようにして持ち上げ、そのまま5秒くらいキープ。力をゆるめ、反対側も同様に。左右5回くらいずつ。

口をぎゅっと閉じて口を左右に素早く動かす。左右1 セットで10回行う。

顔トレで皮膚の土台をしっかり鍛えればたるまない

体の毛細血管を増やすには筋肉を増やすのが有効であるように、顔も顔筋を鍛えれば毛細血管は増やせます。血流のいい肌は当然血色もよくなり、栄養素や水分が運ばれてくるので、みずみずしさを保ってくれます。

同時に顔の筋肉がしっかりと皮膚を支えてくれていれば、シワやたるみも改善します。

顔の筋肉を鍛えるには表情を変えて顔を動かすことが最善の策です。同時に下がりがちな目尻や口元などは、指先でちょっと手助けをしつつ、いい方向に導くプチトレーニングが効果的。

【美肌の敵のNG習慣】
血行を良くしようとして強くこすったり、マッサージをするのはNG。かえって筋肉や皮膚のたるみにつながります。マッサージクリームなどをつけて力を入れたマッサージをしても、血流アップにはつながらないと覚えておきましょう。血液は全身を流れているので、部分的に改善するより、全身の毛細血管を強化して血流をよくするほうが効果的です。

根来秀行

監修

根来秀行 さん (ねごろ・ひでゆき)

医師、医学博士。

東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。ハーバード大学医学部客員教授、ソルボンヌ大学医学部客員教授、フランス国立保健医学研究機構客員教授、杏林大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の臨床・研究・医学教育の分野で国際的に活躍中。『毛細血管は増やすが勝ち!』(集英社)、『ホルモンを活かせば、一生老化しない』(PHP研究所)、『老けない、太らない、病気にならない 24時間の過ごし方』(幻冬舎)、『【図解】毛細血管が寿命をのばす』(青春出版社)など著書多数。

『Dr.クロワッサン 毛細血管を増やして、血流力をつける!」(2018年11月15日発行)より。

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