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自律神経を整えて血流を改善!そのメカニズムとケア方法。

自律神経が整う最大のメリットは血流がよくなること。血流って何ということから、血流をよくする温めケアまで紹介します。
  • イラスト・安ケ平正哉

腸以外に、自律神経と密接な関係にあるのは血管や血流です。交感神経が優位なときには、体は緊張し、副交感神経が優位に切り替わると、体は弛緩(しかん)します。これが血管の収縮と拡張もコントロール。血流の改善には、メリハリのある自律神経の切り替えが大切です。

血管の収縮で血流が悪くなると、温かい血液が届かずに冷えに。

血管が収縮すると血流が悪くなり、血液が末端まで届きにくく、拡張すれば血液が行き渡ります。血液は細胞に酸素や栄養素を届け、老廃物を回収しますが、同時に、内臓や筋肉が生み出した体温を、皮膚表面にまで届ける働きもしています。血流が悪いと、温かい血液が十分届かないことが冷えの一因です。

交感神経が長時間活発だと、細い血管の周囲の筋肉が収縮して血管を圧迫し、内部が狭くなってその先に血液が送られにくい状態が続きます。その結果手足が冷えたり、顔色が悪くなったりします。同時に、全身の毛細血管も収縮しているので、内臓の血流まで悪くなっている可能性もあります。

一番の解決策は副交感神経を活発にし、血管の緊張をとることです。腸ストレッチなどの運動や深呼吸で自律神経の切り替えを促したり、目を閉じてリラックスするだけでも体が温まってきます。

自律神経の切り替わりで血流が変わる

【交感神経優位なとき】交感神経が優位で体が緊張状態のときは、細い血管の周囲の筋肉が収縮して血管を圧迫する。収縮している先には血液が届きにくくなるので、体温も下がる。

【副交感神経優位なとき】副交感神経が優位なときには、筋肉が血管を圧迫しないので、細い血管まで十分な血流がある状態に。細胞に酸素や栄養素が届いて元気になり、体温も上がる。

ポイントを温めると冷えが解消、自律神経も正常になる。

手っ取り早い冷え対策は体を温めることです。入浴や足湯などでダイレクトに手足を温めると即効性があります。末端を温めると体の芯も温まり、お腹の冷えや肩こりも改善するのは、まさに血液が全身を巡っているためです。靴下などで対策するのもいい予防法です。

手足のツボ刺激も温め効果があります。

ほかには、体の中心に位置するお腹を使い捨てカイロや湯たんぽでじっくり温めると、お腹を通過した血液も温まって末端の冷えが解消するという方法もあります。

お腹のツボ刺激はお腹を温める作用もあります。

もう一つ大事なのは首筋です。太い血管が通っているので、全身を巡る血液を効率的に温められます。同時に首を経由して全身に広がる2つの自律神経にも関わる場所です。

首には迷走神経という、内臓機能をコントロールする副交感神経の束が通っています。首の血行が悪いと迷走神経の働きも低下し、全身のバランスが悪くなります。首のつけ根には星状(せいじょう)神経節という交感神経の集まりがあり、血流が悪いと同じく自律神経のバランスがくずれます。

首を温めることで、冷えによるコリを解消し、血行がよくなると、交感神経も副交感神経も整うという効果があります。ホットタオルなどで積極的に温めるのはいい方法です、ネックウォーマーやマフラーで首筋の冷えを予防するのも有効です。

頭や首のツボ刺激は首の血流をよくする効果もあります。

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