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【お腹編】腸の調子を上げるマッサージ&ツボ押し。

順天堂大学医学部教授、小林弘幸さんに教わります。
  • 文・吉田真緒 撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 モデル くらさわかずえ

腸の動きを助けるハンドケア。

ここでは、腸の調子を上げるマッサージやツボ押しなどを紹介します。間接的に腸に働きかけるストレッチやエクササイズに比べ、手で行うマッサージやツボ押しはダイレクトに腸に働きかけることができます。

マッサージやタッピングは、いつでもどこでも気軽にできるのがいいところ。トイレの中でも、テレビを見ながらでも、気づいたときに実行してみましょう。

ただし、お腹全体が硬くなってしまっていて、もんでもびくともしないという場合は、入浴中や就寝前など、お腹の力が抜けているときに試してみるのがおすすめです。

刺激が腸にきちんと届くように意識して行うのがポイント。一度に長く行うのではなく、2~3分を目安に、こまめに行うほうが、腸の不調の改善に役立ちます。

ツボ刺激は、東洋医学に基づくケアで、全身には各臓器をつなぐ経絡というラインが張り巡らされていて、経絡上にあるツボを押すことで、対応する臓器に刺激を与えることができます。お腹以外のツボを押しても効果が得られるのが特徴です。

[「の」の字マッサージ]

【大腸の形をなぞり、流れをよくして便秘を改善する。】

大腸の形に沿って、時計回りに「の」の字を描くマッサージ。大腸内の流れを助けます。おへその周りに小さな「の」の字を描いて、お腹をさすっている人がいますが、これでは効き目薄。大腸に沿うように大きな「の」の字を描き、腸内に詰まったものを肛門へ移動させるイメージで、ゆっくりと行いましょう。便秘で悩んでいる人は、ぜひ試してください。トイレ前後の習慣にしてもいいでしょう。

ただし、満腹のときや、婦人科系のトラブルがある人、腹痛があるときは、むやみにマッサージをしてはいけません。

1.手のひら全体でお腹を軽く押す。そのままおへそを中心に、大きく「の」の字を書くようにして、時計回りにお腹をマッサージする。

2.大腸内の流れを意識しながら、繰り返し「の」の字を書くようにマッサージする。

[腸もみ]

【便が詰まりやすい大腸の四隅をもみほぐす。】

便が滞りやすい4つのポイントをもみほぐすことで、便通を促します。左右の肋骨(ろっこつ)の下と腰骨の上と覚えましょう。脇からお腹をつかむようにしてポイントに指先を当て、詰まった便をもみ出すように動かします。右上と左下、左上と右下の組み合わせでつかむと、もみやすいのでおすすめです。

四隅以外では、お腹の両脇をつかみ、中心に向かってしぼるようにもんでも効果的。深部に働きかけるために、ギューッと力を入れるのがコツです。小腸にも刺激が伝わります。

(腸をもむ4つのポイント)
腸をもんだりさすったりするときに意識したいのが大腸の四隅。腸は4カ所がほぼ直角に曲がっているので、ここに便が詰まりやすい。

1.大腸の四隅のポイント、右手で肋骨の下、左手で腰骨の上をつかみ、ギュッと力を入れたり抜いたりして、もみほぐす。

2.今度は左手で肋骨の下、右手で腰骨の上をつかみ、1と同様にもみほぐす。1と2を繰り返し、大腸の四隅をまんべんなく刺激する。

3.へその横、脇腹あたりを両手でつかんでゆっくりと息を吐きながら、中心へ向かってギューッとしぼる。

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