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頭が痛い、だるい、眠い…。こんな症状、実は気象のせいかも?

天候の変化で起こるさまざまな不調。気のせいと看過されがちだが、実は多くの人が悩む身近な症状。日本初の気象病外来・天気痛外来を開設したパイオニアで医師の佐藤純さんにメカニズムや対処法を学んで、つらさを軽減しよう。

イラストレーション・木下綾乃 文・石飛カノ

気象病になりやすい人って?

佐藤さんの外来で症状を訴える患者さんは、圧倒的に女性が多いという。一説に30代女性の10人に1人か2人は気象病と推定されている。

「私の外来での平均年齢は40代ですが、10代も全体の2割くらいいます。こういう人たちは周囲の理解がないまま成人し、20代で症状がピークになり、40代になると更年期が重なって症状が悪化していきます。たとえば女性ホルモンと関係がある片頭痛は、年齢を経ていくと症状が出にくくなります。そのかわり、内耳の症状やめまいなどが現れて自律神経失調症でくくられてしまう。でも実の正体は片頭痛。そういう患者さんが私の外来には多くいます」

天気に振り回されて貴重な時間を無駄にせぬよう気象病リスクをチェック。

[気象病チェックリスト]

1□ 天気の変化に敏感で、雨が降ったり気圧が変化することがなんとなくわかる。

2□ 新幹線や飛行機に乗ると、耳が痛くなりやすい。

3□ 乗り物酔いをしやすい。

4□ よく耳鳴りがする。

5□ 耳抜きが苦手。

6□ 台風が来る、というニュースが妙に気になる。

7□ 気分の浮き沈みが天気によって左右されることがある。

8□ 春先や梅雨の時季など、季節の変わり目に弱い。

9□ 暑い季節にはのぼせやすく、寒い時季には冷えを感じやすい。

10□ 雨が降る前に、眠気やめまいなどを感じることがある。

11□ 雨が降る前に、頭が痛くなることがある。

12□ 肩が凝りやすい。

13□ 首を痛めたことがある。

14□ 過去に大きなけがをしたことがある。

15□ 片頭痛もちである。

頭が痛い、だるい、眠い…。こんな症状、実は気象のせいかも?

1〜5 にチェックがある人は
●内耳が敏感
内耳の感受性が普通の人より敏感だと、気圧の変化を感じやすい。自律神経がストレスを処理する前に不調を感じとってしまう。

6〜11 にチェックがある人は
●天気の影響を受けやすい体質
心身ともに天気の変化に影響を受けやすいタイプ。すでに気象病の症状が出ている可能性が高いので病気の自覚が必要。

12〜15 にチェックがある人は
●天気痛を引き起こす引き金を持っている
慢性痛が大きな引き金に。とくに内耳が敏感というわけではなかったのに、ケガをしてから気象病が現れるケースも多い。

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